【国境なき医師団】紛争地の悲劇をシンボリックに伝えるマネキンチャレンジ衝撃動画公開!

2016年12月27日15時44分商品・CM

特定非営利活動法人 国境なき医師団日本は、12月27日(火)より、マネキンチャレンジによるメッセージ動画「【国境なき医師団】マネキンチャレンジ~Tears of Blood」をYouTubeで公開した。

2015年10月3日、アフガニスタン・クンドゥーズ州で国境なき医師団(MSF)が運営する病院が米軍による爆撃を受け、患者・スタッフ合わせて42人が命を落とした。また、施設の崩壊により、約100万人の住民が医療を受ける機会を奪われている。その後も、シリアやイエメンなど紛争地では、日常的に医療施設が攻撃の対象になっている。本作品は、常態化する病院爆撃の真実を広く知らせ、「どんな理由でも医療施設や患者・スタッフが標的になってはならない」というメッセージを伝えるために、あえて世界中で流行している「マネキンチャレンジ」の手法を使って制作された動画だ。

CM<動画に出演する国境なき医師団日本・加藤寛幸会長>
病院は本来、負傷者や病人を癒し、命を救う「世の中でもっとも安全であるべき場所」です。たとえ紛争下であっても、医療施設や医療従事者、患者を攻撃対象とせず、医療活動を保護することは、国際人道法でも定められた国際的なルールです。クンドゥーズの事件当時、日本でも報道がなされましたが、なぜ病院が攻撃されてはならないのか、またこうした事態が世界の紛争地で続いていることが広く認識されているとは言えません。そこでMSFは2016年より「病院を撃つな!」と題したキャンペーン(http://www.msf.or.jp/utsuna/)を開始、その一環として、こうした悲劇が繰り返されないよう日本政府に働きかける「署名活動」も展開し、本動画の最後でも署名への協力を広く求めています。

■あらすじ
病院の診察室や手術室で、医療を行う国境なき医師団のスタッフ。医師も看護師も、患者までもマネキンのようにフリーズしていますが、よく見ると全員目から血の涙を流しています。

【国境なき医師団メッセージ動画「【国境なき医師団】マネキンチャレンジ~Tears of Blood」