「六龍が飛ぶ」第32話あらすじと予告動画:明かされるムョンの正体!取り返しのつかない策とは?

2016年12月28日12時40分ドラマ
©SBS

三峰の造る新国家に自分の居場所がないと知ったバンウォンは師匠と違う道を歩くことを決心!ついに明かされるムミョンの首長の正体とは?!そして進展しない土地改革を前に三峰が動き出す!KNTVで一挙放送中の「六龍が飛ぶ」明日12月29日(木)放送の第32話あらすじと見どころ、ドラマ視聴に役立つ豆知識などをご紹介、公式サイトで予告動画が公開されている。
※チョン・ドジョンを三峰、チョン・モンジュをポウン、タンセとバンジと表記しています。
ドラマの時代背景やタイトルの意味などを知りたい方は【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】で、キャストのインタビューなどと一緒にまとめてご紹介しているので参考にどうぞ。

■キャスト(子役)相関図KNTV
イ・ソンゲ役:チョン・ホジン(ナム・ダルム)
チョン・ドジョン=三峰(サンボン)役:キム・ミョンミン
イ・バンウォン役:ユ・アイン
イ・バンジ=タンセ役:ピョン・ヨハン(ユン・チャンヨン)
プニ役:シン・セギョン(イ・レ)
ムヒュル役:ユン・ギュンサン(ペク・スンファン)
ヨニ役:チョン・ユミ(パク・シウン)

■第32話あらすじ
バンウォンは雪の積もった外にプニを呼びだし、しばらく雪合戦をして遊ぶが、泣きながらこれからはこうして遊べないと話す。いつもと違うバンウォンの様子を見てプニは心配するが、バンウォンはプニたちの母ヨニャンを探す約束は必ず守ると誓う。そして今後は敬語を使うようにと話す。すぐに受け入れるプニを見てバンウォンはむしろ切なくなり涙を流す。

1人洞窟に向かったバンウォンは、改めて師匠・三峰に背を向ける覚悟を決める。帰路、バンウォンを待ち受けていたのはムミョンの案内の女。それがプニたちの母ヨニャンとは知らないバンウォン。目隠しで連れられた先には老婆と二人の男。だがそこに首長はいなかった。
案内の女が、三峰を見限るに足る内容かどうかを見極めるために、五則が何かと尋ねる。すでに合意のはずとこの質問を拒否し、互いに3つの質問をすることを提案するバンウォン。
バンウォンからの「組織の目的は?」については「この国が安定するように管理している」と。
老婆からの「王の五則とは?」については「5つ目、全ての王族は政(まつりごと)に関わることができない」と答える。
バンウォンから「組織はいつから始まったのか?」、「新羅。善徳女王時代のヨムジョンが始めた」と。
ヨニャンから「国事決定の際、高僧に伺いを立てる(諮問)制度は?」には、「士大夫の国に不要なため廃止」。
バンウォンから「ムミョンにヨニャンはいるか?」、「いる」と答えたのはヨニャン。
ヨニャンから「なぜヨニャンを探すのか」、「子供たちが母を探している」。
これを聞いた老婆とヨニャンの表情が凍りつく。

帰路、バンウォンは2人の護衛武士が老婆ではなく案内の女(ヨニャン)を守ったことが気になる。

その頃、バンウォンがムミョンと密会していると聞いたキル・ソンミが駆けつけるが、間に合わなかった。ソンミはヨニャンに、高麗一の剣士バンジが息子、娘は家別抄にいると教える。殺害命令を下した相手が息子だったことに衝撃を受けるヨニャンは…。

六山もまたヨニャンの子の生存を知る。ヨニャンたちは、六山も交えて会議。三峰の造る国は危険。バンウォンが三峰とは違う意思を持っていることも確認できたため、バンウォンに関しては六山に一任することに。このことから六山は、キル・ソンミが内紛を避けるためにヨニャンに何も話していないと考える。その後、ペク・グンスを殺害したのがチョク・イングァンでないとの報告を受けた六山は、王の恋人が何か知っているはずと女を捕まえるようチョンニョンに指示する。

一方、バンウォンはムミョンに会ってきたことをバンジとプニに告げ、二人の母ヨニャンがムミョンに深くかかわっている、焦らずに待てと、話す。三峰にもムミョンに会ったことを報告するバンウォンは、組織の目的といつから始まったかの2つの事実だけを報告する。

ムミョンの妨害のため量田は不完全な形で終っていた。
ポウンを交えてイ将軍派の会議。土地の絶対不足を訴え、当初の民の数で土地を分ける“計民授田”での量田のやり直しを訴えるチョ・ジュン。イ将軍は、土地を取り戻すと民に約束したのに、結局は民が尊ぶチェ・ヨン将軍やイ・セクを処罰し、権門勢族と2人の王を廃位、処刑しただけ。それなのに土地改革を進めず、量田のやり直せと言うのかと憤る。ポウンも民心を得るためにも、中途半端でもまず土地制度を施行すべきとイ将軍の意見を支持する。
さすがの三峰も頭を抱え、バンジ相手に行き詰った土地改革の悩みを話す。

バンジに悩みを打ち明けた三峰は、プニからも話を聞く。プニは、「民たちがいつ土地がもらえるかと焦れていること、民はいま生きることが優先で遠い先を見通すことになれていない。たとえわずかでも土地をもらえれば喜ぶはず」と答える。この機を逃せば公平な土地分配はできないかもしれない、という不安をプニの言葉が打ち消す。

三峰は、計民授田の準備は継続しながら、まずは土地制度の施行をするようにイ将軍に提案する。ところが、権門勢族の扇動で、チェ・ヨン将軍を哀悼する行列が行われ、士大夫たちが演説でイ将軍を貶める。恭譲王もまた民の恨みが自分に向いているとイ将軍を責めたてる。
ポウンのもとへ連絡に向かう女姿のチョク・サグァンを批国寺の僧兵が襲う。通りがかったムヒュルが助けるが…。

チョンニョン和尚は、王の恋人でポウンとの連絡係をしている女こそが刺客だと報告し、六山とソンミは女がチョク・サグァンと知り驚愕する。

三峰はバンウォンに現状をどうすべきかと尋ね、分からないというバンウォンの答えに、短気な弟子が大人になったことを感じて喜ぶ。その後、三峰はバンジと戸籍や納税を担当する版図司へ。プニには仲間を集めるように指示する。

その頃街では相変わらずチェ将軍の哀悼行列が続いていた。そこにプニの仲間が長平門が大事になったと騒ぎたて人々を導く。そこには土地台帳が山積みされていた。その前で三峰が仲間や先輩を弾劾したのが民から土地を奪ったこの台帳のためだった。集まった民の前で腐敗した高麗の政治を糾弾し、自ら政治をすることを宣言する。そしてし…

■見どころ
雪の上、男泣きするバンウォンが悲しい。なぜ、プニを遠ざける決心をしたのか、バンウォンの心の声が答える。俳優ユ・アインは涙の演技が多い。今年日本でも公開された韓国映画『王の運命―歴史を変えた八日間―』では激しい慟哭で感動させたが、静かに涙を流すこのシーンも絶品。その後のプニの言葉に滴り落ちる涙もお見逃しなく。韓国では放送後、二人のラブストーリーがどのような試練を迎えるのか、関心が集まった。

バンウォンからの質問に「善徳女王時代のヨムジョン」からと答えるシーンがある。「善徳女王」ファンならピンと来るはず。ヨムジョンとは終盤でピダムを操り“ピダムの乱”を起こさせたあの男だ。「根の深い木」のプリクエル(前編)ともいえる本作を「善徳女王」と関連づけるとは、さすがこの大ヒット2作を手掛けた脚本家コンビ。その手腕にただただ頭が下がる。

ヨニャンの子供たちが生きていることを必死で隠そうとしたキル・ソンミ。その訳は回想シーンでチョヨンが明かす。また、なぜヨニャンが子供たちが死んだと思ったのか?なぜムミョンにとどまったのか
?“あの方=無極(ムグク)”とは誰なのか?全ての謎もまたチョヨンによって明かされるのでお聴き逃しなく。そしてキル・ソンミの秘めた想いが明かされるのも今回。

バンウォンからムミョンとの密会報告を受けた三峰が、バンウォンに注意を促す。それが何なのか?これをテーマにしたドラマに「犬とオオカミの時間」や香港映画『インファナル・アフェア』などがある。

中途半端な量田に悩む三峰がバンジに悩みを打ち明ける。剣士としての立場からバンジがなんと答えるのか?

ところで、女姿のチョク・サグァンが2度も襲われ、見事な剣アクションを魅せてくれる。演じたハン・イェリの剣アクションが美しい。それもそのはず、彼女は韓国芸術総合学校で韓国舞踊を専攻し、卒業している。在学中の校内制作の映画に助っ人出演して女優の道に進んだ。王(定昌君)の前で踊って見せた舞は彼女の振り付け。韓国映画『海霧』でJYJユチョンと切ないキスシーンで話題になった。ユ・スンホ除隊復帰作「想像ネコ」では猫の声を担当した。

ラストの長平門。第2話ラストをほうふつさせる三峰=チョン・ドジョンの“取り返しのつかない大演説”とその後の行動に緊張が走る。一体何が起きるのかは、「1390年9月…」から続く字幕が教えてくれる。

■豆知識
①「取り返しがつかない」を韓国語でなんという?
三峰やバンウォンの「取り返しがつかない」という台詞を韓国語で聞いて「日本語と同じ?」と首を傾げた方もいるのでは?これは「돌이킬 수 없는…」で“돌이킬=元に戻す”+“수 없는=できない”で、「トリキルス オムヌン…」ととてもよく似た発音なのだ。

DVD公式サイト
KNTV「六龍が飛ぶ」番組公式サイト
 2016.11.16スタート 月~金10:50-12:00 再放送
 2016.02.27-08.14  土・日 22:00-23:15 日本初放送

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