「六龍が飛ぶ」第38話あらすじと予告動画:バンウォン狂気の話合い!バンウ失踪で難航する世子選び
バンウォンはトゥムン洞に火を放ち、逃げてきた者たちを片っ端から捕らえるように命じる!一方易姓革命に納得できないバンウが失踪!KNTVで一挙放送中の「六龍が飛ぶ」明日6日(金)放送の第38話あらすじと見どころ、ドラマ視聴に役立つ豆知識などをご紹介、公式サイトで予告動画が公開されている。
※チョン・ドジョンを三峰、チョン・モンジュをポウン、タンセとバンジと表記しています。
ドラマの時代背景やタイトルの意味などを知りたい方は【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】で、キャストのインタビューなどと一緒にまとめてご紹介しているので参考にどうぞ。
■キャスト(子役)⇒相関図KNTV
イ・ソンゲ役:チョン・ホジン(ナム・ダルム)
チョン・ドジョン=三峰(サンボン)役:キム・ミョンミン
イ・バンウォン役:ユ・アイン
イ・バンジ=タンセ役:ピョン・ヨハン(ユン・チャンヨン)
プニ役:シン・セギョン(イ・レ)
ムヒュル役:ユン・ギュンサン(ペク・スンファン)
ヨニ役:チョン・ユミ(パク・シウン)
■第38話あらすじ
ムヒュルやハ・リュンと家別抄を引き連れトゥムン洞に到着したバンウォンは火を放ち、逃げてきた者たちを片っ端から捕らえるように命じる。ポウン=チョン・モンジュに忠誠を誓ったはずの士大夫と儒生たちはバンウォンに追い詰められ、命を賭して信念を貫いた13名の儒生は燃える火の中で命を落とし、残りの儒生たちは3日間水も与えられないまま監禁させられる。
三峰と太祖イ・ソンゲは長男バンウを新しい国の世子にしようと説得するが、バンウは頑なに拒んで首を縦に振ろうとしない。バンウは自分よりもバンウォンを世子にしろと言うが、三峰と太祖は別の策を立て始める。
ジランによりトゥムン洞での惨劇が太祖に報告され、三峰と腹心たちもまたこれを知る。三峰たちがバンウォンの蛮行に衝撃を受ける中、チョ・ジュンだけはこれでトゥムン洞の一件が片付いたとほくそ笑む。その後、トゥムン洞に立てこもっていた儒生たちが続々と官職に復帰することになり、チョ・ジュンやイ・シンジョクはバンウォンの手腕に驚き、これまでの過ちを不問に付すように太祖に進言する。そんな中、「わたしを探そうとすると死ぬ」という書置きを残し長男バンウが失踪する。
バンウォンの屋敷。タギョンは建国に際し、もっとも功績をあげたバンウォンにこそ世子の資格があると言うが、バンウォンは次兄バングァが世子になるべきと答えるが…。
その頃、太祖も世子選びに頭を痛めていた。太祖の心がバンウォンに動くのを察した三峰は、バンウォンを世子にしては多くの儒生を失うことになるといい、次男バングァを推薦する。だが、チョ・ジュンはバンウォンを世子にと太祖に強く推薦する。
一方、金月寺のコルチ和尚は王妃・姜氏夫人にバンソクが王になれなければ短命であるという予言を告げる。プニの連絡係の仲間の1人が王妃を尾行したという理由で、花事団に捕らわれ暴行を受ける。プニは、王妃とは知らず、ムミョンを追うバンウォンの手伝いのために金月寺を見張らせていただけとヨニに訴える。ヨニはそろそろ連絡係のみんなを村に返して、バンウォンと距離を置くようにと話す。
三峰とバンウォンの関係を心配するヨニもまた、世子には一番の功績をあげたバンウォンにすべきと考える。
ムミョンの会合。ヨニャンは三峰が私田廃止だけでなく、商団も国の統制下に置くつもりだと話し、このままではムミョンの基礎基盤である商団勢力が滅びてしまう。生き残るためにファド客房で壊れた情報網の立て直しをするよう指示し、六山とチョヨンに任せる。さらに、天地否(チョンジビ)を招き入れ、今進行していることを話す。
その頃、王宮では世子選びに悩む太祖。王妃・姜氏夫人は太祖が八男バンソクを世子に考えているのではないかと問い、なぜ分かったと驚く太祖に金月寺のコルチ和尚から聞いた予言を話す。
その頃、バンウォンは六山の「結局世子選びは太祖と三峰で決まる」という言葉を思い出す。そこにプニが現れ、ヨニにプニの組織を解散させ、ここから出ていくように言われたと話し、三峰と袂を分かつ決心をしたのかと尋ねる。三峰とは進む道が違うと言うバンウォンに、変わったのは雪遊びをした日からかと問うプニ。お前も変わったとプニを見つめるバンウォンは、新しい国は自分のような王族は生きていても政に加わることができない。それが三峰の造る士大夫の国だと打ち明ける。そして、それが耐えられない故、自分が王になるしかない。そのためにはプニとその組織が必要だが、決定はお前に任せると告げる。立ち去ろうとするバンウォンに、ムミョンとの関係を調べていた金月寺の和尚が、王妃に「バンソクが王にならなければ短命だ」と話したと報告する。
三峰は、チョ・ジュンが王の側近のジランにまでバンウォンを世子に推していたことを責める。チョ・ジュンは波乱の開国となった今、新国家の構想“五則”は後回しにして、まずは国政をリードできるバンウォンこそ世子に相応しいと息巻く。だが、バンウォンの造る国はわれらの考えていた国とは違うと三峰は言い返す。
バンウォンはヨンギュを連れてチョンニョン和尚のもとへ。ムミョンがバンソクを世子にしようとしていることを報告しなかったことで、チョンニョンがムミョンの一味だろうと恫喝する。そこにヨニャンが現れ、太祖は決してバンウォンを世子にしないといい、自分たちの考えを話し始める。
その頃、太祖は世子を決定したと三峰に告げる。
■見どころ
火矢を使った演出は韓ドラ史劇でおなじみだが、戦闘シーンと違って迫力はないものの冒頭のシーンは、バンウォン扮するユ・アインの気迫が満ちた名場面だ。表情一つ変えず監禁した儒生たちの心境を語るバンウォンが怖い。そんなバンウォンに狂気を感じたムヒュルが、主君に対してこれまでと違う思いが芽生え始める。忠義の男ヨンギュとの違いに注目しよう。
金月寺のコルチ和尚がバンソクの何をみて動揺するのか?そしてどんな予言をしたのか?また、ヨニャンがムミョンの会合に招き入れたチョンチビ=天地否とはいったい誰の事か?お見逃しなく。
今回ラスト。太祖は誰を世子にすると決心したのか?そしてヨニャンは、どんな言葉でバンウォンを「打倒!三峰」に駆り立てるのか?
■豆知識
①芳雨=バンウって?(1354~1393)
武力で建てた国を民に認めさせるためには、高麗から続く「嫡男男子が後継者となること」と「高麗の忠臣だったバンウが世子となること」が絶対必要だった。だが、今話中盤でバンウが失踪してしまう。実在の芳雨(バンウ)も高麗王朝に忠誠を尽くした忠臣で、高麗を決して裏切ることができず、父・李成桂の易姓革命を支持しなかった。黄海道の海州=ヘジュにとどまり、世をはかなんで酒に逃げ、太祖二年(1393)に世を去った。実際にこの芳雨が不在がこの後始まる王子の乱につながる。
※「嫡男男子が後継者」とは、高麗を建国した王建が、高麗の安定のために残した<訓要十条>の3条にある「王位継承は特別な場合ではなければ長子を先にする」という教えから。詳細は「太祖王建」第196-最終回「豆知識」で解説。
◇DVD公式サイト
◇KNTV「六龍が飛ぶ」番組公式サイト
2016.11.16スタート 月~金10:50-12:00 再放送
2016.02.27-08.14 土・日 22:00-23:15 日本初放送
【作品詳細】【「六龍が飛ぶ」を2倍楽しむ】
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