「相棒15」正月SP高視聴率で折り返し!11日、目撃者は警視庁№2の娘(桜田ひより)で接近禁止!予告動画
2017年元日に2時間スペシャルで放送された「相棒」シーズン15の第10話も視聴率17.3%の高視聴率で、さすが人気シリーズの貫禄を見せた!明日11日(水)は、副総監(大杉漣)の娘役で「明日、ママがいない」に出演した桜田ひより(14歳)が登場!目撃者の少女との接触を禁じられ事件は迷宮入り…!?意外な人物が真相解明の突破口を開くが、この事件をきっかけに特命係が“終わりの始まり”を迎える!?第11話「アンタッチャブル」のあらすじと正月SPの事件を詳しく紹介、番組公式サイトに予告動画が公開されている。
※視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区。
■サービス満載の正月SP
前回はお正月スペシャルらしく、レギュラー総出演の豪華な回で、冒頭では反町隆史が警官の制服に生着替えするために、筋肉質な上半身裸も披露するサービスカットもあった。
久々に仲間由紀恵も登場し、僻地や10年前の教祖様が事件に関わっていることで、仲間の代表作でもある「TRIKC(トリック)」を彷彿させたり、不良たちを受け入れる町・黒水が「クローズ」と高橋ヒロシの漫画を連想させたりと、ストーリー以外でもお楽しみが満載だった。
サイコパスな和合を八嶋智人がなかなか強烈に演じており、相棒らしい後味の悪い事件だった。また、伊藤歩扮するジャーナリスト詠子の遺体を見たで亘(反町)が、犯人に銃を向けるシーンもあった。ここで引き金を引くがどうかが、カイト=享(成宮寛貴)のようにダーク亘になるかどうかの瀬戸際だった。それにしても、亘の怒り様は相当!本当に詠子に恋心があったのだろうか?気になるところだ。
事件の後、右京と亘の関係がまた一歩近づき、警察上層部のパワーバランスにも変化が生じるようで、今後の展開も楽しみだ。
■<明日ママ>ピア美がゲスト
明日の放送では、大杉漣扮する副総監の娘・里奈役で桜田ひよりがゲスト出演する。桜田は幼いころからモデルとして活躍し、2014年のドラマ「明日、ママがいない」でピアノの得意な直美役を演じ注目を集めた。
ちなみに、次回タイトルの「アンタッチャブル」とは、「触ることができない、触ってはいけない」の意味の英語。またそこから転じて、触るのも汚らわしい人、賄賂の通じない真面目な人など、「触ることのできない人」を指す。
■前回事件おさらい
右京(水谷)と亘(反町)は、警察官の左遷先とも言われる黒水町(くろうず)に臨時異動させられた。二人は前任者の警官が5人も消息を絶っていることを知り、捜査を始めたが、この事件をジャーナリストでケーブルテレビのキャスターも務める詠子(伊藤歩)も調べていた。
ところが、突然、四方田警視総監(永島敏行)から捜査をやめるよう圧力がかかった。
そんな中、元受刑者・槙野(平岡拓真)を見張っていた刑事が遺体で発見され、現場には、四方田警視総監に送られた電報と同じフレーズのメッセージが残されていた。防犯カメラや目撃証言などから槙野に疑いがかかったが、状況証拠が揃いすぎていることに右京は違和感を覚えた。
そんな中、亘と食事をしていた詠子にメールが届いた。急いで席を立った詠子を亘が尾行。詠子が向かったのは洞窟で、そこには失踪した他の4人の警察官の遺体があった。
そんな中、8年前槙野が14歳の時に四方田警視総監に暴行を働いていたことが判明。だが、武闘派で知られていた四方田はこれを公にしなかった。
かつてタカハシという人物は黒水町の団地で暮らしていた。その優しい人柄からみんなは彼を教祖として崇めていた。ところが、逃亡犯を匿ったことで警察とトラブルになり、首謀者に仕立てられたタカハシは抗議の自殺。その時指揮を執っていたのが四方田だったのだ。槙野は世話になったタカハシの復讐をしたのだった。
さらに、消息を絶った刑事たちが、団地のみんなに、ソンローテという幻覚症状を起こす植物を栽培させていたこともあって、みんなは警察を憎んでいた。
その後の調査で防犯カメラなどの証拠は捏造されたものだと判明。
そんな中、四方田警視総監と和合町長が拉致された。四方田の腕にはGPSチップが埋め込まれていたためにすぐに発見されたが、四方田は顔を潰された状態で殺害されていた。和合は足を負傷していたが無事保護された。
右京と亘は和合の入院している病院を訪ねた。亘は今回の事件が警察のパソコンにウィルスが仕込まれ内部情報をハッキングして起きた事件で、そのパソコンは和合の関連会社が納入したものだと告げた。右京は、和合の足の怪我が四方田の顔を攻撃した時に負傷したものだとも。
奇声を上げながらこれを認めた和合は右京に動機を問いかけた。何の動機もないと答えた右京は、常識にとらわれない大胆な行動、自分だけのルール、人心掌握に長けた振る舞いによりビジネスや政治の世界で成功を収めた和合が、それを犯罪にも利用した。人の心を支配することに快楽を覚え、さらに最悪なことに定期的に殺人衝動を爆発させてきたのだとも。和合は右京に握手し、全ての材料が整っていたから犯行に及んだと自供。
一連の事件は、槙野の復讐心を利用した和合の快楽犯罪だったのだ。だが、和合の犯罪を証明する証拠がない。警視庁の捜査は相変わらず槙野に向いていた。亘は捜査の矛先が和合に向かうように、詠子に病院での和合の音声をリーク。詠子はスタジオでこれをニュースにしようとしたが、停電になり放送が中断。その後、爆発が起きて詠子が巻き込まれてしまった。
そんな中、和合が病院から脱走。和合は右京を一人で来るように電話で呼び出した。
一方、亘は担架で運び出される詠子の遺体を見て怒りが込み上げ、拳銃に銃弾を込めた。そして連絡をよこした和合に会いにいった。
和合が亘を挑発して自分を殺させようとしていることに気づいた右京は、亘のスマホに残った手掛かりから居場所を割り出し駆けつけた。
和合のもとに最初に到着したのは槙野だった。白熊の着ぐるみを来た和合は鍵のついた檻の中に槙野を招き入れた。遅れて到着した亘が槙野に何もするなと声をかけた。和合は自分ほどの悪事を働いても責任能力がないと判断されれば罪に問われないとうそぶいた。怒った槙野は和合を殴り始めた。殴られながらも和合は詠子を冒涜する言葉で亘を挑発。
ついに亘が銃を撃った。だがその弾丸は、和合ではなく、和合に暴行を加える槙野の腕をかすった。そこに右京が駆けつけた。
和合はこれまでの犯行をファイリングするなどして証拠を残していたことで、事件は解決した。
和合の殺害を考えた自分は右京の傍にいる資格はないと亘がいった。右京は、手掛かりをスマホに残した亘は、ぎりぎりのところで踏み止まったと、亘を認めた。そして二人は特命係に復帰した。
■第11話「アンタッチャブル」あらすじ
都内の裏通りで会社員の男性が刺殺される事件が発生。目撃者は副総監の衣笠(大杉漣)の娘・里奈(桜田ひより)。捜査本部にも接触禁止が厳命される。だがそんなことはお構いなしの右京(水谷)と亘(反町)は、里奈から直接話を聞く。
事件の背後で“ある人物”が特命係の存続にかかわる危険な裏工作を進めはじめて…!?
「相棒season15」は、テレビ朝日にて毎週水曜日よる9時から放送。主演は水谷豊、共演は反町隆史、仲間由紀恵、鈴木杏樹、川原和久、山中崇史、山西惇、浅利陽介、神保悟志、片桐竜次、小野了、榎木孝明、大杉漣、石坂浩二 他。
Twitterアカウントは「@AibouNow」。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。
◇テレビ朝日「相棒15」番組公式サイト
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