「ホジュン~宮廷医官への道~」(全64話)第6-10話あらすじ:“九針の戯”の対決~狂わなければ進めぬ道
御医ヤン・イェスに答案をほめられたドジは合格を確信したが…BSフジで再放送中のイ・ビョンフン監督の不朽の名作「ホジュン~宮廷医官への道~」第6話~10話のあらすじを紹介、YouTube「MBCClassic」で全話の予告動画が公開されている。但し日本語字幕なし。
【「ホジュン宮廷医官への道」を2倍楽しむ】では、各話のあらすじと見どころ豆知識や事大閉経などを紹介していくので、初めての方はもちろん、すでに視聴された方もこの機会に再視聴をされては?
■キャスト⇒人物相関図(公式サイト)
ホ・ジュン役:チョン・グァンリョル
イ・ダヒ役:ホン・チュンミン
イェ・ジン役:ファン・スジョン
ユ・ドジ役:キム・ビョンセ
ユ・ウィテ役:イ・スンジェ
■第6話「"九針の戯"の対決」
御医ヤン・イェスに答案をほめられたドジは合格を確信。ところが合格者の名簿に彼の名はなかった…。何かの間違いだと試官に詰め寄るドジに内医院のキム・ウンタクが話したのは、ドジが落第したのは父親のユ・ウィテがかつて内医院を受験した時、御医ヤン・イェスにこの上ない屈辱を与えたため、その恨みで落とされたという衝撃の内容。
一方、ホ・ジュンとドジが漢陽に発った後、ホ・ジュンを訪ねて山陰にやって来た人物がいた。漢陽で離れ離れになったダヒと龍川でホ・ジュンの子分だったヤンテである。ヤンテはク・イルソにホ・ジュンを探すよう頼むが、ヤンテを怪しい人物と思い込んだイルソは、ホ・ジュンはすでに山陰を去ってしまったとウソをついてしまう。これを聞いたダヒはショックと長旅の疲れが重なって倒れてしまい、ユ医院に担ぎ込まれる。
ヤン・イェスとユ・ウィテの”“九針の戯”の対決シーンをお見逃しなく。
■第7話「母の叫び」
ク・イルソから自分を探す人間がいると聞いたホ・ジュンは、不吉な予感がするが、身を隠せという忠告は聞き入れず、ユ医院の仕事を続ける。ドジの推薦で薬草採りになり、仲間たちと一緒に山に入るが、彼をうとましく思う仲間にはめられ、山中で道に迷ってしまう。
数日間、さまよった後、ホ・ジュンは空腹のあまり採った薬草を食べて気を失ってしまう。気がついた時には目の前にライ病患者(ハンセン病患者)がおり、恐怖におびえていると、そんな彼を叱責する声が聞こえて来た。その声の主は、サムジョク大師だった。
一方、イェジンの親身な診療で気力を取り戻したダヒだが、まだしばらく療養を言い渡される。そんなダヒのため、1人ホ・ジュンを探し回るヤンテは、ユ医院でホ・ジュンの母を見かけ、喜んで駆け寄っていく。ホ・ジュンを探して山陰まで来たというダヒの話を聞き、ホ・ジュンの母は心痛な面持ちでダヒに会いに行くが…。
ホ・ジュンを探して女の身で山陰まで来たダヒ。そんなダヒを心痛な面持ちで見つめるホ・ジュンの母。いったいそこにはどんな理由が?二人の会話をお聞き逃しなく。
■第8話「結婚」
イェジンに教えられ、ホ・ジュンに会うことなく山陰を去ろうとするダヒと寸前のところで再会を果たしたホ・ジュン。2人は互いの思いを確かめ合い、一緒に家に戻るが、身分を捨てたとはいえ、両班の娘のダヒとホ・ジュンでは釣り合わない。2人の将来に待ち受ける苦しみが痛いほどわかる母は決して許そうとしない。息子たちの幸せのために心を鬼にして突き放す母にダヒへの思いを訴えるホ・ジュン。そして、ついに母は息子たちを受け入れる。
一方、科挙に落ちたショックから立ち直れないドジは毎晩妓楼に入り浸る。ある日、酒に酔って帰ったところをユ・ウィテに厳しく叱責され、逆上して部屋中の医書を持ち出して火を放つ。イェジンはそんなドジを力づけようとするが、逆に自分を助けてくれと哀願され、困ってしまう。さらに、そんな2人のやり取りを聞いていたドジの母が、イェジンの存在を邪魔に思うのだった。
前回は、ホ・ジュンの母とダヒの会話に胸が痛んだが、今回は、なんとしてもダヒと添い遂げたいと母にすがるホ・ジュンのセリフに注目!
■第9話「もう一人の師匠」
ク・イルソ家での居候生活から空家を見つけて引っ越したホ・ジュン一家。ホ・ジュンがいればどんな苦労も耐えられるというダヒのためにも優れた名医になることを改めて心に誓う。
しかし、そんなホ・ジュンの決意を試すかのように新たな事件がホ・ジュンを襲う。患者の家族がホ・ジュンに金を要求されたと騒ぎだしたのだ。誤解と訴えても認めてもらず、結局、ホ・ジュンは水汲みに逆戻り。病舎への出入りも禁じられてしまう。
一方、ヤンテを連れて山に狩りに出かけたク・イルソは、ワナにかかった動物が見事な刃物さばきで解体されているのを発見。驚いたク・イルソは途中で出会ったホ・ジュンと手分けして探し始め、やがてホ・ジュンの目の前に一人の怪しい人物が現れる。正体を突き止めようと、あとをつけて行くホ・ジュンが目にしたのは…。
この人物こそが、ホ・ジュンのもう一人の師匠。演じたのはハン・インス。この「ホ・ジュン」から「トンイ」までのすべての作品に出演しているイ・ビョンフン監督の常連俳優だ。
■第10話「狂わなければ進めぬ道」
老師のもとで医術を学び始めたホ・ジュンは、仕事が終わると山へ入り、明け方に家に戻る生活を送る。言われなき汚名を着せられ、医員の道から遠ざけられたホ・ジュンは、悔しさを誰にも言えないぬまま一層執念を燃やし、取りつかれたように老師の教えに耳を傾けた。
一方、イェジンをドジから遠ざけようとするドジの母は、イェジンに年の離れた男との縁談を強要。イェジンは居づらくなりとうとう家を出る決心をする。
やがて老師から卒業を言い渡され、何かお礼がしたいというホ・ジュンに対し、老師は「一度でいいから人間の腹の中を見てみたい」と言う。それを聞いたホ・ジュンは…。
何とも驚くべきことを言い出した老師。しかし、これは本作最終回にまで及ぶ大事なキーワード。人体解剖は当時では考えられない蛮行。同じように、人体解剖は、「根の深い木」では人の発声を知るために、「イ・サン」では愛するソンヨンの病を治すためなどで取り上げられている。「馬医」では、動物を解剖するシーンが何度も出てくる。行きつくところ、どうしても越えなければいけない“蛮行”をドラマでは“ミッチョッソ”という言葉で表現している。これは“イカれた”という意味で、韓国の女性歌手のソン・ダンビが「ミッチョッソ」という歌を歌って大ヒットさせた。
【作品詳細】【「ホジュン宮廷医官への道」を2倍楽しむ】
◇BSフジ「ホジュン 宮廷医官への道」番組公式サイト
2017年1年12日-4月11日 月-金9:54-10:59
◇YouTube「ホジュン予告動画」(日本語字幕なし)