ジェームズ・キャメロン監督のSF超大作『アバター』28日NHKBSプレミアムシネマに登場!予告動画
2009年画期的な3D技術により今までにない新たな映像を見せ、世界興収歴代1位を記録した映画『アバター』が今夜28日(土)よる8時からNHKBSプレミアムで放送!地球から遙か遠い彼方にある衛星パンドラで先住民ナヴィ族と人間との交流…最新の映像技術を駆使して作り上げたアドベンチャー大作!予告動画は『アバター』公式サイトで公開。
今でこそ3D&2D上映が普通になったが、『アバター』の公開はそれまでの“3D映画=飛び出す映像”の概念を覆すほどの衝撃的な映像だった。ジェームズ・キャメロン自らが開発した「フュージョン・カメラ・システム」は、1台のカメラに2台のハイ・ディフィニション・カメラを使用し、従来の3Dにはなかった“奥行き”感をリアルに表現することができるようになった。このシステムが開発された2006年当時は、画期的な技術の進歩として評価された。この他、さまざまな新しい技術を駆使して作られた『アバター』は、第82回アカデミー賞において9部門ノミネートされ、撮影賞、美術賞、視覚効果賞のオスカーを取った。ちなみにこの年のアカデミー賞で主要となる監督賞と作品賞を取ったのは、ジェームズ・キャメロンの元妻・キャスリン・ビグロー監督の『ハート・ロッカー』が受賞している。
『アバター』は世界的に大成功を収め、それまで歴代1位だった『タイタニック』(ジェームズ・キャメロン)の記録をあっさり破り、映画史上興収歴代1位28億万ドルに迫る数字を記録し、いまだなおこの記録は破られていない。
人気作品だけに続編についても2014年、2015年、2017年などと報じられたが、昨年4月14日、ラスベガスで開催されたシネマコンに登壇したキャメロン監督から、『アバター2』の2018年クリスマス全米公開の予定と発表。その後、『アバター3』が2020年、『アバター4』が2022年、『アバター5』が2023年に続く予定とのことで、全5作で完結となりそうだ。
ちなみに「アバター」とは、ネットのゲームやチャットなどのコミュニケーションツールとして使われる自分の分身(キャラ)のこと。ネット上の仮想空間で自分自身として動き、しゃべり、他の人たち(アバター)と交流したりする。映画『アバター』もまさに、自分の分身を意味している。
■あらすじ
戦争で負傷し下半身マヒになった兵士・ジェイク(サム・ワーシントン)は「アバター・プロジェクト」にスカウトされる。地球から遙か彼方にある衛星“パンドラ”で莫大な利益をもたらす希少な鉱物を採掘するための事業に参加する人員を集めていたのだ。しかし、“パンドラ”は人間にとって有害な環境なため、原住民ナヴィと人間のDNAを掛け合わせた「アバター」を造り、ジェイクはその「アバター」と意識をリンクさせ自らの体と同じように動く、遠隔操作によって新たな「身体」を手に入れた。
「アバター」を使ってのフィールドワークをしていたジェイクは、あるきっかけで仲間とはぐれてしまい、原住民ナヴィ族の王女ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)に助けられる。ネイティリを介してナヴィ族と交流を深めていったジェイクは、“パンドラ”の神秘的な素晴らしさに惹かれていく。しかし、人間とナヴィとの争いがはじまり、ジェイクはある決断を迫られる…。
『アバター』(2009)
監督・脚本:ジェームズ・キャメロン
音楽:ジェームズ・ホーナー
出演:サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーヴァーほか
10月4日(土)フジテレビ土曜プレミアム『アバター』、いつもより放送時間枠が長く夜9時00分から11時55分まで。予告動画は映画『アバター』オフィシャルサイトにて視聴できる。
『アバター』3D DVD&Blu-Rayは20世紀フォックス ホームエンターテインメントより発売中。
◇映画『アバター』オフィシャルサイト
◇NHKBSプレミアムシネマ番組公式サイト