タブーに挑戦し宦官を描いた「王と私」見どころ動画公開-LaLa TV

2009年07月09日16時59分ドラマ
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「王と私」は、チャングムや三大悪女が活躍した朝鮮王朝を舞台に、韓国ドラマで初めて宦官を描いて、タブーに挑戦し、韓国中を話題騒然とさせた人気作品だ。宦官とは、去勢されて宮中に仕えた男の役人のことで、“内侍(ネジ)”と呼ばれていた。「王と私」は、宦官となって仕えた実在の人物キム・チョンソンの究極の愛の物語で、現在LaLaで絶賛放送中だ。作品の公式サイトでは見どころ動画が配信されている。

舞台は15世紀、朝鮮時代中期―名君とされる、9代国王・成宗の時代、宮廷内でひとつの勢力として少なからぬ影響力を保っていた官僚集団=“宦官”にスポットを当て、権力争いの裏で犠牲になる特殊な宮廷人たちの愛憎を描いている。この時代は、ちょうど「宮廷女官チャングムの誓い」や三大悪女のひとりチャン・ノクスも登場する映画「王の男」の描かれた時代でもある。

物語のテーマとなるのはこの言葉「あなたを一生お守りします」…とは言っても、愛する人が権力者の元に嫁ぐとなれば、なかなか実行するのは難しい。もちろん、ダスティン・ホフマンの映画「卒業」のように“エレーン、エレーン!”と叫んで、愛しい人を奪って逃げるという手もあるだろうが、相手が次期国王となればそうそう手荒なこともできまい。

そこで、主人公のとった行動は、これだ!!
チョンソは、内侍養成所で教養と武道を身に付けて育ての親の元で幼少期を送っていた。昔から親しくしていた世継ぎ候補が、同じく幼友達のソファを娶ることになった。ソファを愛するチョンソは、彼女を守るため、なんと、自らの手で去勢し、宦官となって生涯愛する人を守るという方法だ。

まさしく、極限の愛の形にでたチョンソの切ない愛を描いた「王と私」は、ちょうど中盤に差し掛かり、稀代の悪王ヨンサングンも登場するクライマックスを迎えるところだ。作品公式サイトの「あらすじ」や「人物相関図」が映像写真と一緒に公開されているので、今からでも十分楽しめる。
作品サイトとは別に、LaLaの番組サイトでは、「年表」ページも用意されている。
ナビコンでも、韓国歴史ドラマが良くわかる特設ページが『韓ドラ』ここが知りたい!を用意しているので併せてご覧いただきたい。

LaLaLaLa TV「王と私」