NHKBS「スリル!黒の章」最終回(第4話)白井真之介(山本耕史)憧れのマドンナにハメられる!関連動画
学生時代、憧れの存在だった京子(雛形あきこ)から、現職大臣(寺田農)収賄容疑の証拠映像を探してほしいと頼まれた白井(山本耕史)。見事証拠映像を見つけだすのだが殺人事件に巻き込まれ白井自身も命を狙われる!NHKBS「スリル!黒の章」最終回(第4話)は19日放送された。NHKオンデマンドで全話見逃し配信中。
ええかっこしいだが完全に抜けている弁護士・白井真之介(山本耕史)。金儲け第一主義のくせにいつも貧乏くじを引かされ、ただ働きすることが多い。古いアパートの一室に事務所をかまえ…まるでレイモンド・チャンドラーの小説に出てくる探偵のようだ(弁護士だけれど)。白井本人はハードボイルドを気取っているが、完全コメディドラマ、このギャップがドラマの魅力になっている。
「赤の章」「黒の章」と2つのドラマがクロスする「スリル!」。NHKだからできた企画モノだが、それぞれドラマの特色があって一度で二度オイシイ的な楽しみ方ができた。こういった企画、民放ではなかなか難しいのではないだろうか。1週間に2本見るのはちょっと大変だったが、NHKにはこれからも、こういった斬新な企画ドラマに挑戦してもらいたい。
■最終回(第4話)ネタバレあらすじ
かつて学生時代、憧れの存在だった弁護士の京子(雛形あきこ)から、パートナーにならないかと誘われた白井(山本耕史)。さっそく京子から、仕事の依頼が持ち込まれる。
京子の親友で今回の選挙に立候補している時田成美(須藤理彩)。同じ選挙区から現職の国土交通大臣・大道宗介(寺田農)が出馬。時田陣営は大道の秘書から、大道の収賄疑惑の証拠映像を秘密裏に受け取るはずだったが、その直前、秘書の北岡が殺害されてしまったと言う。京子は白井に、その映像データを探して欲しいと依頼。
北岡が殺害された事件は、警察で強盗殺人として処理されていた。安本(松嶋亮太)という男が北岡宅に押し入り、偶然鉢合わせた北岡が安本に殺されてしまった。白井は安本に面会し、事件当時の話を聞くと警察の発表とズレがあることが発覚。
安本は北岡の頭を1回しか殴ってないと供述。ところが実際は何度も殴打され死亡している北岡。白井は安本がある人物から、北岡宅は空き巣に入りやすいと入れ知恵されていたことをつきとめる。その人物とは顔にキズがある男・川田満(久保田悠来)。
一方、外河(小出恵介)と瞳(小松菜奈)コンビも川田に辿り着いていた。安本が強盗に入ったその時間、北岡宅でオレンジ色の四駆が目撃されていた。それは川田の車だった。さらに、川田が遺体となって発見された。どうやら口封じで殺されたらしい。
これらの状況を見て、瞳は1つの結論に達した。誰かが北岡を殺害する目的で川田に依頼。川田は安本に声をかけわざと北岡が自宅にいる時間帯に強盗に入らせる。驚いた安本は北岡を殴って逃走、その後、川田が北岡宅に入り北岡にとどめを刺した。北岡殺害を依頼した人物とは誰!?
白井は北岡の友人、小杉(山中宗)という男から話を聞く。生前、北岡は小杉の子どもに誕生日プレゼントを贈っていた。その中にSDカードが仕込まれているのを発見。それこそが白井が探していた証拠映像。さっそく時田陣営はマスコミに映像を公表し大道議員を告発。
ところが大道は会見を開き、その映像が偽造されたものと発表。小杉が会見場に現れ、自分が時田に依頼されて映像を偽造したと告白。これにより、大道を追い詰めていた時田陣営は支持率を著しく低下させた。
そんな中、白井は時田陣営の選挙参謀・高野(東根作寿英)が怪しいことに気付く。高野は大道陣営から送られたスパイで、時田をハメたのだった。そして川田に北岡殺害を命じたのは、京子だった。大道は京子にとって大事なクライアント、選挙に負けるわけにはいかなかった。すべてを知った白井を殺そうとする京子。追い詰められ、絶体絶命のピンチ!その時、外河ら警察がかけつけ無事白井は保護。京子は逮捕された。
NHKBSプレミアム 特集ドラマ「スリル!黒の章 弁護士 白井真之介の大災難」最終回(第4話)は3月19日(日)放送された。作:蒔田光治、出演:山本耕史、小松菜奈、小出恵介、佐野ひなこ、木下ほうか、きたろう、櫻井淳子、堀部圭亮、大和田伸也ほか。第4話ゲスト:雛形あきこ。
再放送は総合3月21日(火)深夜25時49分より/BSプレミアム25日(日)午後11時45分より放送。
NHKドラマ公式Twitterアカウントは「@nhk_drama」。番組放送終了後、NHKオンデマンドにて全話見逃し配信中。
◇NHK総合・BS 特集ドラマ「スリル!赤の章・黒の章」番組公式サイト
【2017冬ドラマ】 【「スリル!黒の章」関連・各話あらすじ】