ヒロインは獄中生まれの獄中育ち!「オクニョ 運命の女(ひと)」第1話あらすじと見どころ、予告動画
イ・ビョンフン監督の新ドラマ「オクニョ 運命の女(ひと)(原題:獄中花)」!これまで実在の主人公を描いてきたイ監督が、架空の“獄中で生まれた天涯孤独の少女”を主人公に挑戦した力作!気になる第1話のあらすじと見どころを紹介、予告動画は番組公式サイトで視聴できる。
※この記事は、2017.04.02~2018.04.01NHKBSプレミアムにて放送時に紹介したものです。
「オクニョ 運命の女(ひと)」は、監獄で生まれた一人の少女が、出生の秘密を明らかにしていく中で、多くの素晴らしい人々と出会い成長していく、波乱の人生を描いている。
【「オクニョ」を2倍楽しむ】では、ドラマの時代背景や見どころ、キャストの紹介やインタビューなどをまとめて紹介している。
■キャスト⇒相関図(第1話~)NHK
■第1話あらすじと見どころ
1540年、中宗35年3月。チョン・ウチ、チョン・ナンジョ、イ・ジハムたちが典獄署(チョノクソ)に入獄。ある夜、女囚が脱獄し、同牢の囚人たちが署長から罰を受ける中、妓生チョン・ナンジョは毅然とした態度で署長の職務怠慢を指摘する。
冒頭から韓ドラでなじみのチョン・ウチ(典獄署のオヤジたちで紹介)やチョン・ナンジョ(三大悪女で紹介)といった名前が登場する。
その頃、身重の女と男が刺客に追われていた。男は女に都に行き無事出産するようにと逃がし追手たちと戦う。
刺客たちは黒幕のユン・ウォニョンの元へ。女を逃がしたと報告した男をウォニョンが斬り捨てる。そして、後日、実姉・文定王后(ムンジョンワンフ)には女を始末したと嘘の報告をする。
「ナ、ユン・ウォニョンや~」が口癖のウォニョン。文定王后(ムンジョンワンフ)の実弟。男たちがその人物像を語るのでお聴き逃しなく。そういえば、「トキメキ☆成均館スキャンダル」では、ソン・ジュンギが「ナ、ク・ヨンハだ~」で女性のハートを射抜いたが、こちらは手下をなく斬り捨てる悪役。
チョン・ナンジョが出獄。役人チ・チョンドクは彼女に招待され、妓楼・素素楼(ソソロ)へ向かうが、途中で身重の女に助けを求められる。女をやり過ごして素素楼で楽しんだ帰り、再び同じ女と遭遇。女は深手を負っており仕方なく典獄署に連れて行く。女は、女囚ケトンの助けを借りて女児を出産するが、亡くなってしまう。
ところがこの一件が署長の知るところとなり、チョンドクは遺体の処理と赤ん坊を捨てろと命じられる。形見の指輪と髪飾り(かんざし)をちゃっかり頂戴して赤ん坊を捨てるが、現場を目撃され、結局自分が引き取って育てる羽目に。赤ん坊は牢獄で生まれたので“オクニョ(獄女)”と名付けられる。
15年後、1555年、明宗10年4月。オクニョは典獄署で茶母(タモ)として働いていた。利発なオクニョは、囚人たちからスリの技術(?)や学問、観相など様々な知識を学び、驚異的な早さでそれらを身につけていく。
茶母とは役所などで下働きする女性。「チェオクの剣(茶母)」では、ハ・ジウォンがヒロインの茶母を演じた。
そんなある日、血も涙もないという噂のチョン・デシクが新署長としてやってくると聞き、チョンドクは顔面蒼白!財務を任されていたチョンドクは囚人相手に賭け事をして、500万両も使い込んでいたのだ。
チョン・デシクが赴任してきて役人も囚人たちもその横暴さに震え上がる。チョン署長は視察中にオクニョを見かけ、10日以内に追い出せと命じる。追い出されるオクニョを心配するチョンドクだが、目下の悩みは使い込みの発覚!意気消沈する養父をみてオクニョは妙案を思いつく。その妙案とは、詐欺師のチョン・ウチの協力を得て新入りの両班の囚人からお金を巻き上げるというもの。そんな折、新たに一人の囚人が入獄する。
オクニョはどのように両班の囚人にお金を出させるのか?オクニョの法の知識を総動員した詐欺すれすれの正攻法をお見逃しなく。
冒頭からテンポの良い展開で典獄署での暮らしぶりもコミカルで、イ監督が本作で新しい挑戦をしたというのが納得できる。もっとも役人の中に「馬医」で紹介した「司僕寺(サボクシ)出身」という台詞を言わせたり、いつものイ監督ファンを喜ばせる遊びも忘れていない。
突然、ユン・ウォニョンが訪問することになり、チョン署長は囚人達を集め余計なことをいった者は厳罰を処すと声を荒げる。これに反発したイ・ジハムは激しい暴行を受ける。
ユン・ウォニョンが到着し、イ・ジハムに会いに来たと知り、チョン署長は慌ててジハムに詫びてユン・ウォニョンに引き合わせる。運勢を占ってくれというウォニョンに、ジハムは自分にはそんな才能はないと断わり、代わりに運勢を見抜ける者としてオクニョを紹介するが…。
【作品詳細】【「オクニョ」を2倍楽しむ】
◇NHKBSプレミアム|韓国ドラマ 「オクニョ 運命の女(ひと)」
2018.04.08スタート 毎・日23:00-24:00 再放送、地上波初
2017.04.02-2018.04.01 毎・日21:00-22:00 BSプレミアム、BS初