地上波初放送「客主」第43-45話あらすじと見どころ!商いの王の最期と押し寄せる日本の商い!予告動画
ウォルをさらった山賊たちは、元千家客主の行商人だったケノムの手下で、これはボンサムが仕組んだウォル救出作戦だった!今回は名優イ・ドクファ扮するシン・ソクチュの最期に注目!テレビ東京「客主」明日6月1日(木)第43話~45話のあらすじと見どころを紹介!DVDも好評リリース中で、公式サイトで予告動画が公開されている。
【「客主」を2倍楽しむ】では舞台となった時代背景や放送に合わせて各話のあらすじと見どころ、豆知識などをまとめて紹介している。テレビ東京ではオリジナルの全41話を52話に編集して放送。以下のあらすじが多少前後する場合もあります。ちなみにDVDは全60話版。
■キャスト⇒相関図(テレ東番組公式サイト)
チョン・ボンサム 役:チャン・ヒョク
チョ・ソリン 役:ハン・チェア
ケトン=メウォル 役:キム・ミンジョン
キル・ソゲ 役:ユ・オソン
チョン・ソレ(ソホン)役:パク・ウネ
シン・ソクチュ役:イ・ドクファ
チェ・ドリ役:イ・ダリョン
ソンドル役:チョン・テウ
チョ・ソンジュン役:キム・ミョンス
ソン・マンチ役:パク・サンミョン
■第43話(DVD版第49話前半~50話後半)
ウォルを助け出したボンサムはソクチュから譲られた財産の額に衝撃を受ける。添えられていた文には、これまでの俗物的な人生を後悔し、ボンサムにこの金を正しく使ってユスにも恩恵が届くように頼む、と認められていた。受け取ることができないというボンサムを、ソンドルやウォルが受け取るように必死に説得。ボンサムはソクチュの本心を聞こうと辛家を訪ねる。そこにやって来たキム・ボヒョンとミン・ギョムホは手形を奪い合う。醜い争いを見かねたソクチュは自らの手で手形を燃やしてしまう。屋敷を出たところでボンサムは都承旨のミン・ヨンイクに呼び止められる。なぜソクチュがお前に手形を託したのかと問うヨンイクに、「この国の民に希望を売るため」と答えるボンサム。ヨンイクはボンサムに興味を持つ。
いよいよ最期の時と悟ったソクチュは、最後に伝えたいことがあるとボンサムを呼び戻す。ソクチュはボンサムに大切にしていた地球儀を渡す。その頃、ソクチュとボンサムが一緒にいると知ったケトン(メウォル)は、ソリンの死の真相をボンサムに知られるのを恐れてソクチュのもとに駆け付ける。そんな中、ソクチュはついに最期の時を迎える…。
漢陽の鐘路通りでは、開港を反対する行商人たちによって日本の商人たちと、開国推進派である都承旨のヨンイクが暴行を受けるが…。
ボンサムに託されたソクチュの財産の総額はなんと1千万両!当時の金の価値は別の機会に紹介するとして、1両1万円と考えても…兆?とにかく莫大な金額だ。添えられた手紙が死を目前にしたソクチュの深い後悔を表している。この途方もない金を何のためらいもなく突き返そうとするボンサム語録が素晴らしい。「商売人は、堂々と金を稼いでこそ意味がある」。また、財産を奪おうとするミン・ボヒョンを一喝したソクチュの「政治の間違いに最後まで気づかないのが国の役人…」から始まるセリフもお聴き逃しなく。
ミン一族の中で注目したいのは、都承旨(トスンジ)を任されているミン・ヨンイク。王妃は自由奔放でキレ者のこの甥がいたくお気に入り。演じたのは「龍の涙」で第4代王・世宗役に扮したアン・ジェモ。ケトン(メウォル)にキスする瞬間をお見逃しなく。
ボンサムと最期の時を過ごしたソクチュは、果たしてソリン殺害犯がケトンだと明かすのか?カリスマ俳優イ・ドクファが演じたソクチュの最期に涙腺決壊間違いなし。
■第44話(DVD版第50話終盤~51話)
六矣廛大行首の候補としてマ・チスン、メン・グモムが出る中、王妃の甥、都承旨ヨンイクによってその座に就いたのはソゲ。王妃にも謁見し、亡き父を思い出したと感激の涙を流す。
その頃、ソクチュは死後逆賊とされて遺体は埋葬されず室内に捨て置かれていた。ソクチュの亡骸を葬るために駆けつけたボンサムは、辛家の扁額が下ろされ吉(キル)家の扁額が掛けられているのを見て心を痛める。そして、朝鮮に押し寄せてくる日本の商売人たちに対抗すべく、「金は絶えず流れなければ金ではない」というソクチュの教えをかみしめる。
ソゲは父親の墓を六矣廛を見下ろせる場所に移す。そこにやって来たボンサムは偶然、ソゲが父の墓前に話しかけるのを聞き、ソゲが父を殺した張本人と知って、つかみ合いの大ゲンカを繰り広げてしまう。ボンサムはソリンを殺害したのもソゲかと問い詰めるが、ソゲが告白する前に、駆けつけたケトン(メウォル)に後ろから殴られ気絶する。ソゲの護衛武士にやられたと嘘とついてボンサムを馬房に運び手当てをするケトン。ソクチュの亡くなった日に、血相を変えて駆けつけた理由をソンドルが聞くが、ケトンにはぐらかされてしまう。ソリンを死なせたのがケトンだと確信するウォルは、ソンドルに打ち明ける。ボンサムもソリンの死にケトンが関わっているかもという思いがよぎるが、それを振り払ってソゲが関わっているはずだと、ソリンの非業の死を晴らす覚悟をする。
一方、市場では開港により米が不足していたが、ギョンホは日本の商人に米を回すと言い出す。ヨンイクはこれに反対するが、ソゲは年貢米を横流ししようとギョンホに提案する。
六矣廛の大行首になって最初にすることとして「日本との交易」を口にしたソゲ。王妃ミン氏は朝鮮第26代王・高宗の妃、明成皇后がモデル。実際の皇后も開化政策を繰り広げた。王妃役を演じたのは「火の女神ジョンイ」でムン・グニョンの母役、「インス大妃」で世宗の側室恵嬪ヤン氏役を担当した美人女優チェ・ジナ。実際の明成皇后も美しかったようで、歴史書などで、「父と兄弟はいないが、王妃として恥ずかしくない要望と姿態を備え、礼儀作法などを十分に教育され、学問はどんな名門の娘と比べてもそん色ない」と伝わっている。
巨万を生み出したソクチュの手元に最後に残ったのはたったの5両。なんとも悲しい商いの王の最期。
■第45話(DVD版第51話後半~52話)
ソゲから楊平の宣恵庁管理の年貢米3千俵を横取りしたボンサム。ケトン(メウォル)がその件に関与したと知り、ソゲは怒りを露わにする。ソゲにとってケトンはたった一人の身内同様、いやそれ以上の存在。ケトンが自分を捨ててボンサムを選んだことが許せない。そればかりかソリン殺害の罪も押し付ける出すケトン。ソゲは決してケトンを諦めないと誓い、ボンサムへの怒りを募らせる。
その頃、巷では、宣恵庁の米が日本人商人に流れる。ミン一族がこれに関わっているという噂が王妃の耳にも入り、ギョンホが問い詰められる。
一方、横取りした米は民に回すつもりのボンサムはケトンの協力を得ようとする。ケトンとソゲの密談を盗み聞きしたソンドルは、ソリンの死にケトンが関わっていると疑うが、それをボンサムに言えずにいた。
救済米を横流ししたチェ接長は行商人たちに殴殺され、任房接長の座がボンサムに回ってくる。そんなボンサムを呼び出したヨンイクは、年貢米略奪を見逃す代わりに自分の側近となり、行商人たちをまとめるよう促す。悩むボンサムを救ったのはまたもやケトン。ケトンのお陰で数日の猶予をもらったボンサム。ソンドルと二人になったケトンは、ボンサムにとって必要な人物はお前ではなく私だと言い放つ。
そんな中、訓練都監の兵が反乱を起こし…。
宣恵庁とは、米、布、銭の出納を所管する役所。チャン・ヒョク主演の「推奴-チュノ」22話で奴婢団が最初に騒動を起こしたのが宣恵庁だ。
チェ接長の死を聞いたボンサム。次の接長にと要請されたボンサムは「豚は太ることを恐れるべし。人は名声が高まることを恐れるべし」という語録で接長要請を断ろうとするが…。ところで、年貢米略奪の手配書の似顔絵。残念ながらボンサムにあまりにていないのでは?
訓練都監とは首都防衛軍。俸糧米問題で発生した暴動は、この後、国を揺るがす事件へと拡大する。
◇テレビ東京「客主」番組公式サイト
2017.04.04スタート 月~金8:15-9:11 地上波初放送
◇「客主」DVD公式サイト
【作品詳細】【「客主」を2倍楽しむ】
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