地上波初放送「客主」第46-48話あらすじと見どころ!ソンドルの正体は?壬午軍乱が壊した友情…予告動画
宣恵庁(ソネチョン)が以前、訓練都監の軍卒らへの禄としての米に、米ぬかと砂を半分ずつ混ぜて配給したことから起因して反乱が起きた!そして、ボンサムは大院君と王妃ミン氏の争いに巻き込まれてしまうことに…テレビ東京「客主」明日6月6日(火)第46話~48話のあらすじと見どころを紹介!DVDも好評リリース中で、公式サイトで予告動画が公開されている。
【「客主」を2倍楽しむ】では舞台となった時代背景や放送に合わせて各話のあらすじと見どころ、豆知識などをまとめて紹介している。テレビ東京ではオリジナルの全41話を52話に編集して放送。以下のあらすじが多少前後する場合もあります。ちなみにDVDは全60話版。
■キャスト⇒相関図(テレ東番組公式サイト)
チョン・ボンサム 役:チャン・ヒョク
チョ・ソリン 役:ハン・チェア
ケトン=メウォル 役:キム・ミンジョン
キル・ソゲ 役:ユ・オソン
チョン・ソレ(ソホン)役:パク・ウネ
シン・ソクチュ役:イ・ドクファ
チェ・ドリ役:イ・ダリョン
ソンドル役:チョン・テウ
チョ・ソンジュン役:キム・ミョンス
ソン・マンチ役:パク・サンミョン
■第46話(DVD版第53話)
反乱兵に屋敷を取りかこまれ、あわてて逃げ出すギョムホ、ソゲ、ボヒョン。しかし、追い詰められたソゲは、自分が助かりたい一身でミン・ギョムホを裏切ってしまう。ソンドルは落ちていた殺生簿をボンサムに見せる。そこにはミン・ギョンホ、ミン・ヨンイク、ミン・ヨンモク、キム・ボヒョン、キル・ソゲの名があった。ボンサムは反乱に加勢しようとするコムベたちを落ち着かせ、商人なら商いで勝負しろと諌め、松坡馬房に連れ戻ろうとするが…。
その頃、ケトン(メウォル)は機転を利かせ、王妃と甥で都承旨のミン・ヨンイクを首尾よく宣恵庁から逃がすことに成功する。
一方、ソゲはメン・グモムの裏切りで暴徒に襲われ、命からがら逃げだしケトンに助けを求めようと国師堂へ。しかし、ケトンと共に潜んでいたミン都承旨がカギを開けなかったためにソゲは暴徒に捕まり暴行を加えられる。来合わせた松坡馬房の面々。ソゲは行商人(褓負商)の身分証をみせ、行商人として罰してくれとボンサムに頼む。ボンサムは行商人の裁きにかけてもっとも重い罰を与えるからと、ソゲを引き取る。
一方、ミン都承旨にソゲとの関係を聞かれたケトンは、「巫力を恥じた家族に捨てられた自分を受け入れてくれたたった一人の家族で兄だった」と話す。ソゲは死ぬ前にケトンの顔をひと目見たいと言い、ソンドルとドリがケトンを呼びに行く。残ったボンサムは、お前がソリンを殺したのかとソゲに確認する。駆けつけたケトンに、ソリン殺害の真相を暴露すると脅し、何とか助けてくれと懇願するが…。
ソゲはギョムホをどんな形で裏切るのか。生き残るためにはなんでもする卑劣なソゲ。両班の対面に固執したギョムホと臨機応変に対処した王妃たちとで生死の差が決まった。ここで描かれているのが1882年の「壬午軍乱」。劇中王妃は宮女の服に着替えて逃げるが、これも史実通り。詳しくは【「客主」を2倍楽しむ】で解説する。
■第47話(DVD版第54話)
行商人たちに交じってケトンの罪が暴かれる瞬間を見守るウォル。ソゲの裁きが始まり、抗うソゲを前にボンサムはその罪を一つ一つ暴いていく。判決文を読み上げ、毒薬を差し出すボンサム。ケトン(メウォル)がソリン殺しの真犯人と知るソンドルはソゲを追求するが、ソゲはケトンについて何も語ろうとしない。ソンドルは最後にもう一度ソリン殺害の黒幕はいるかと問うが、ソゲは一人で罪をかぶって毒薬を呷ってしまう。そしてケトンに「ボンサムと一緒になれ」と言い遺して事切れるソゲ。
納得できないウォルは、自分がボンサムに真実を話すと言うが、ソンドルがこれを引き留める。その夜、メウォルを訪ねたソンドルは、すべてをボンサムに話すよう促す。その様子を屏風の裏に隠れていたミン都承旨が聞いていた。
そんな中、王妃の葬儀が行われ、ボンサムとソンドルの意見が分かれる。商いと政治を切り離すべきだと言うボンサムと、商いは政治の動きを無視できないというソンドル。
一方、ケトンは僧侶に扮したミン都承旨を連れて王妃の元へ。偽の葬儀まで上げられ、大院君に殺されてしまうと嘆く王妃に、ケトンは必ず王宮に戻れると励ます。ミン都承旨は清(中国)に軍兵の支援を要請するよう進言し、王妃はこれに同意し書状を認める。
その後、ケトンの仲介で、ボンサムとソンドルはミン都承旨に会い、王妃が生きていると聞く。都承旨は、ボンサムたちに助けてほしいと言うが、ボンサムは接長たちと議論してからと即答を控え、帰ろうとする。都承旨は、ソンドルを引き留める。ソンドルが両班だったことを見抜いた都承旨は、大院君によって家門を潰されたある一件について話しだす。衝撃を受けて国師堂を後にするソンドル。
戻ったボンサムとソンドルは、今度はファン客主の仲介で大院君の長男イ・ジェミョンに会い、王妃の捜索を依頼される。
極悪非道のソゲだが、「真実だけを話す」という“行商人の裁きの掟”を破るほどケトンへの想いは強かったのか。結局父と同じ行商人の裁きで命を落としてしまったソゲ。だが、その理由は、惜しまれて処刑された父親サンムンとはまったく違う。ソゲ役を徹底的に非道に見せたユ・オソンの最期の演技は、妹以上の存在だったケトンのための覚悟の死だった。
知恵者ソンドルが、「危機にあったら欲心を捨てろという意味の“逢危須棄”」の一言で馬脚を露わしてしまう。果たしてその馬脚とは…?ケトンがソンドルに渡したものは?そして都承旨が口にした「ナム・ソニュ」とは誰のlこと?
■第48話(DVD版第55話)
大院君と王妃ミン氏の争いに巻き込まれたことで、ソンドルは自分とボンサムの考えが違うことを思い知る。ボンサムも都承旨に会った後からソンドルの様子がおかしいと思い当たる。その頃、ソンドルは都承旨に手を貸しキム・ボヒョンを逃がそうとする。だが、ボヒョンは強欲のせいで自ら命を落とすことに。
ボンサムは、勝手な行動で仲間を危険にさらしたソンドルを罰するため、接長たちを集めるよう指示する。ソンドルの部屋から両班風のソンドルに似た人相書きと族譜が発見され、ボンサムに渡す。ソンドルに会いに行ったボンサムは、「お前は何者だ。お家再興のためか」と問い詰める。ソンドルは「ボンサムの親友で行商人だ。そして(両班)ナム・ソニュでもある。だが、お家再興ではなく王妃を助けるためだ」と涙で訴える。
ソンドルの刑を話し合う場でも、ソンドルのことはそっちのけで王妃派と大院君派で接長たちの論争が始まる。結局、ボンサムはソンドルの身分証を取り上げ3年間行商人として働くことを禁止し、棒叩きの30回の刑に処す。だが、清の援軍で権力を取り戻したミン都承旨がソンドルを連れ去ってしまう。 迎えに来たボンサムにソンドルは、自らの素性を明かし「両班に戻る」と冷ややかに告げる。ソンドルは帰ろうとするボンサムに、反乱に加わった仲間のことは救うと約束するが、友情の証の服をボンサムの目の前で燃やしてしまう。
また一人悪党がこの世を去った。強欲なボヒョンらしい最期だ。両班の血筋のソンドルにとって王妃殺害に手を貸し“逆賊”になるのは何より不名誉。だが、生まれついての商売人のボンサムとは違う。ボンサムは王妃が復権すれが、反乱に加わった仲間が罰せられる。ボンサムにとって一番大切なのは人、仲間なのだ。
処罰されたソンドルの手当てをするのは西洋人医師。開化政策を打ち出したミン氏一族を印象付ける上手い演出だ。
◇テレビ東京「客主」番組公式サイト
2017.04.04スタート 月~金8:15-9:11 地上波初放送
◇「客主」DVD公式サイト
【作品詳細】【「客主」を2倍楽しむ】
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