第91回全国高校野球選手権大会の地方予選は、29日に10大会で決勝戦が行われ、また新たに10校が甲子園に名乗りを上げた。

東東京大会を制したのは2回の甲子園優勝実績を持つ帝京。都立でここまで勝ち上がってきた雪谷に対して初回から6点を奪って勢いにのると、最後まで攻撃の手を緩めることなく大量24得点。24-1で優勝し、2年ぶり11回目の甲子園出場を決めた。選抜出場の国士舘を敗るなど、快進撃を見せた雪谷だが最後に力つきてしまった。

茨城大会では名将・木内監督率いる常総学院が4連覇を達成。水戸桜ノ牧と対戦した決勝戦では6回の適時打と8回の犠牲フライで3-0とリードした9回に2点奪われ追い上げられるも、何とか逃げ切って甲子園出場を決めた。県内私学校が茨城県大会を4連覇するのはこれが初めて。

埼玉大会では、昨年の選抜高校野球準優勝の聖望学園が埼玉栄に3-2で勝利して夏は6年ぶり3回目の出場が決定。2回に3点を先制するとエース・佐藤が埼玉栄の反撃を2点に押さえて勝利した。佐藤をはじめ、昨年の選抜に出場したメンバーも残っており、今夏の躍進に期待がかかる。

その他、横浜隼人（神奈川）、滋賀学園（滋賀）、寒川（香川）は春夏つうじて初めての甲子園出場。倉敷商（岡山）、県岐阜商（岐阜）、三重（三重）、智弁和歌山（和歌山）も甲子園出場を決めた。

朝日放送の第91回全国高校野球選手権大会特設サイトでは各地方大会決勝戦のハイライト動画を配信中。30日は西東京大会決勝などが予定されている。

ABC「第91回全国高校野球選手権大会 地方大会速報」