【最終回ネタバレあらすじ】「警視庁ゼロ係2」第8話 冬彦のレポートはZだけじゃなかった!見逃し配信開始

2017年09月16日16時24分ドラマ
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解散となったゼロ係の面々はバラバラに!しかし白骨イケメンの正体が明らかになったことでついに10年前の総理暗殺事件に続く一連の事件の黒幕が明らかになったことで復活!9月15日(金)に放送した、小泉孝太郎主演のテレビ東京「警視庁ゼロ係」シーズン2の最終回第8話のネタバレあらすじ紹介!テレ東オンデマンドで見逃し配信も実施している。

■実力派女優、松下由樹vs若村麻由美
これまでにもKYな冬彦を毎回のように怒鳴りつけてきた寅三(松下由樹)だったが、最終回では上司である副署長・氷川(若村麻由美)の胸ぐらをつかんで本気の怒りをぶつけた。演じた松下の迫力も凄かったが、その手を力づくで振り払った若村も負けちゃいなかった。そして事件解決後、立ち去る若村に向かって、松下が誰よりも早く敬礼をしたのが何ともカッコよかった。
「敵対⇒殴り合い⇒共闘⇒そして和解」といった展開は、これまで男同士でよく見られた展開だったが、本作ではそれを松下と若村に任せた。美貌と実力の備わった二人だが、そこはアラフィフ世代。若い女性では決して出せない迫力を見せてくれた。ちなみに、松下は1968年生まれの49歳で、若村は1歳上の50歳。

■最終回もギャク満載
亀山の意識が戻ったのが、恐妻を「普通にキレイ。優しい奥さん」と誤解するゼロ係に「騙されるな」と警告するためとは、生死をさまよう場面でもギャグを忘れない姿勢には感服させられた。解散後のゼロ係「全員集合!」をドリフの加藤茶扮する居酒屋でやったり、証拠集めの場面でも服や透明傘で戦隊ヒーローに倣った色分けを際立たせたり、極めつけは、いつもは寅三(松下)の決め台詞の「ため口を言わせていただきます」を冬彦(小泉)に言わせたりと、最終回まで大いに笑わせてくれた。

■グラチャン・バレーに泣かされた終盤
初回7.1%でスタートした「ゼロ係2」は、 7.1%、7.5%、7.6%、8.2%と5話まで一度も視聴率を下げることのなかった今期唯一の民放連続ドラマだったが、他局でグラチャン・バレーなどの特番が放送され、その影響をうけたのか、6話以降は一気に5.9%、7話で6.6%と数字を落としてしまった。それでもSNSなどでの評価は相変わらず高い。
冬彦レポートがZだけでなかったことも判明し、この調子では今後も「ゼロ係」シリーズは続きそうだ。※数字はすべてビデオリサーチ調べ、関東地区。最終回の視聴率は発表後、こちらで紹介する。
⇒最終回視聴率7.5%(数字はすべてビデオリサーチ調べ、関東地区)

■最終回(第8話)ネタバレあらすじ
何者かに刺された桜庭勇作(木下隆行)は分厚い脂肪で助かったが、銃撃された係長・亀山良夫(大杉漣)の意識は戻らない。動揺する小早川冬彦(小泉孝太郎)たちに追い打ちをかけるように、副署長・氷川小百合(若村麻由美)から捜査中止を宣言された。

ゼロ係に盗聴器が仕掛けられたと知った冬彦は、本条靖子(安達祐実)たちに盗聴器に気づかないふりをさせて犯人を油断させる作戦に出た。亀山の意識がやっと戻り、冬彦と寅三は亀山が捜査中に手に入れたコインを受け取り独自に調べ始めた。

コインを内閣府特命担当大臣・長田瞳(南野陽子)にみせたところ、いとも簡単に犯人が判明した。コインの持ち主、つまり10年前に長田元幹事長を狙撃した犯人は沢村元総理の秘書・三谷誠(高橋光臣)だった。瞳と三谷はかつて恋仲だったが、理不尽な理由で瞳の父・長田に反対され、それを恨んでの犯行だった。
三谷のマンションから奪われた日記も発見されたことで全てが三谷の犯行だと実証された。だが、伊達春馬(駿河太郎)たち捜査班に取り囲まれた三谷は、犯行を認め自分の銃で自死した。

沢村元総理(小林稔侍)は瞳に土下座して部下の罪を詫びた。結局、副署長は辞表を書き、ゼロ係は解散に追い込まれた。しかし冬彦は自殺する直前にコインを見て笑った三谷の最期が気になって仕方がない。

退院した亀山は庶務課に転属、寅三は北千十中央署で荷物運び、靖子は池袋西署でお茶くみ、桜庭は町屋北署でトイレ掃除、大田は羽田東署で電話相談とそれぞれ慣れない仕事をさせられていた。冬彦だけは田舎町の署長としてそれなりに元気。そんなか、白骨イケメンが1964年に失踪した大物政治家の一人息子・大友勝信だと判明。関係者に話しを聞いた冬彦は、古い写真から三谷が長田を殺害した理由が別にあるのではないかと考え、再度、瞳から10年前のことを聞いた。長田は銃撃される前に瞳に写真を送り、冬彦がその中から動画メッセージを発見した。そこには事件の全てが明かされていた。

古い写真に映っていたのは勝信と若い頃の長田と沢村だった。スイカ柄のシャツに着替えた冬彦は元ゼロ係のみんなを全員集合させ、手分けして証拠集めを始めた。

黒幕は沢村だった。10年前、当時総理だった沢村は、国民の前で親友の死を悼み女性の氷川を重用することで、収賄疑惑に落ち込んでいた内閣支持率のイメージアップを図ったのだ。しらを切る沢村に、長田が瞳に託した動画メッセージを見せた。動画には、沢村が長田に収賄の罪を着せたこと、さらに53年前に大友の地盤欲しさに兄弟同然に育った勝信を殺害した現場を見たと告白していた。

ゼロ係のみんなで発見した決定的な証拠で沢村は言い逃れができなくなった。三谷が大事にしていたコインは、20歳になった時に沢村からもらったモノ。我が子同然に育ててくれた沢村を守るために、三谷は全ての罪をかぶって死んでいったのだった。

「国益のため」と全てを握りつぶそうとする沢村に、冬彦がため口で「すべてが自分のため、KY政治家のオタンコナス野郎!」一喝。捜査一課の伊達が現れ、50数年前の殺人は時効だが、10年前の殺人教唆をなんとしても立件すると。観念した沢村は、改めて瞳に謝罪し、伊達に従った。

ゼロ係は復活し、谷本も副署長に返り咲いた。伊達は冬彦の上から目線の友情を受け止め、氷川の辞表は受理されず、これまで冬彦が残した数々のレポートの後処理を任された。

■キャスト
小早川冬彦:小泉孝太郎、寺田寅三:松下由樹、本条靖子:安達祐実、桜庭勇作:木下隆行、太田文平:戸塚純貴、伊達春馬:駿河太郎、青山進:六角慎司、鮫島弥生:岸明日香、氷川小百合:若村麻由美、谷本敬三:石丸謙二郎、国仲春吉:加藤茶、沢村和男:小林稔侍(特別出演)、亀山良夫:大杉漣

「警視庁ゼロ係」はテレビ東京にて毎週金曜よる8時から。第8話のゲストは、南野陽子、浜田晃。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。TX・TVO・TVA・TSC・TVh・TVQにて同時放送。
原作は、『生活安全課0係 ファイヤーボール』(祥伝社刊)。主題歌は、スキマスイッチの新曲「リチェルカ」。

テレビ東京「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室」

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