「空港に行く道」ここが見どころ！キム・ハヌル イ・サンユン 2大スター共演の大人の極上ラブストーリー

「紳士の品格」キム・ハヌルと「エンジェルアイズ」イ・サンユンの2大スター共演で贈る大人のラブストーリー「空港に行く道」は、友情でも不倫でもない大人の究極の愛を描いたラブストーリー！今回はその魅力にせまってみよう！本作品はDVD-BOX1が11月2日（木）より、BOX2が12月2日（土）より発売が決定しており、公式サイトで予告動画も公開中だ。

【「空港に行く道」を2倍楽しむ】ではドラマの見どころやキャストの魅力、インタビュー、各話のあらすじなども紹介していく。

既婚男女が出会って、少しでも親しくなったら、たとえ男女関係がなくても全て“不倫”と認識されてしまうのが世の常だ。不倫ドラマと言えば、どうしても斉藤工 上戸彩主演の“昼顔”を想像してしまうのだが、このイ・サンユン キム・ハヌル主演「空港に行く道」は決して俗にいう不倫ドラマではない。強いて言うなら、大人の上品な純愛ドラマだろうか。

「空港に行く道」は韓国での放送当時、不倫を美化させると憂慮されたドラマだった。だが、このドラマは夫婦関係にもスポットを当て、女性の母親としての役割や位置づけをもう一度考えさせてくれる作品になっており、結果的にかなり高評価を得た作品であったことに間違いはない。視聴率こそふるわなかったが、このような観点から見ても、30代以上の既婚女性に多くの共感を得た作品だというのも大いに頷ける。
“大人の純愛”“母親として女としての自分を再確認”このテーマを聞いただけでも、韓流大人女子の興味をそそる極上恋愛ドラマの要素が満載だ。
これについてイ・サンユン自身はどう思って演じたのかはコチラで詳しく語っている⇒「イ・サンユン インタビュー記事」。

まずは、簡単なあらすじからご紹介しよう。

チェ・スア役（キム・ハヌル）客室乗務員のスア（キム・ハヌル）は夫であるジンソク（シン・ソンロク）と共働きをしながら一人娘を育てているが、その一人娘を海外に留学をさせたことをきっかけに、スアは建築デザイナーであるドウ（イ・サンユン）と出会う。

ソ・ドウ役（イ・サンユン）不幸にもドウの娘が不慮の事故で亡くなってしまい、そんなドウの悲しみを一番癒してくれたのは、妻ではなく心優しいスアだった。そして、スアもまたドウに対する自分の感情に戸惑うようになっていく。

スアはドウに、自分たちの関係を「触れること、望むこと、別れること、のない三無関係にしたい」と提案する。「常に曖昧な関係でいたい」というスアなのだが……。

この三無関係が死守されるかどうかは、ドラマを見て確認していただきたいが、いずれにしてもイ・サンユン演じるドウの懐の深さがハンパない。
スアが自分自身でも気付いていない本音をドウが察して、さりげなくそれをフォローする辺りが、あまりにも紳士的でスマートなのだ。決して自分の気持ちを押し付けず、常にスアの気持ちを優先して温かく包み込むドウの魅力に、気付いたらどっぷりはまっていた……という女性が多発しそうな気がしてしかたない。

ヘウォン役（チャン・ヒジン）妻以外の女性だから、そこまでやさしくしたくなるのでは？とのツッコミもあるだろうが、ドウは妻であるヘウォン（チャン・ヒジン）にも決して冷たいわけではないのだ。
このヘウォンがかなりクセ者の妻なのだが、それを理解しようとしているドウの姿があまりにも痛々しく、どこまでいい人なのかと少しせつなくなってしまう。

ジンソク役（シン・ソンロク）一方、スアの夫であるジンソクもまた、一筋縄ではいかない夫。
妻にも娘にも厳しい亭主関白な夫なのだが、外ではしばしば「それってどうなの!?」という行動をする困った男なのだ。仕事仲間の女性に不倫スレスレのところまで気を持たせながらも「誤解するな」と冷たくあしらったりする始末。
一見、全てに気持ちがこもっていないように見える不器用な男ジンソクを「星から来たあなた」以降、悪役で定評のあるシン・ソンロクが今回も見事に演じている。

このドラマの見どころの一つは、そんなどうしようもない夫も実は哀しさを抱えていたことが、終盤で明らかになる点だ。
前述したドウの妻ヘウォンも然り、一見どこか不可解だと感じる物事の裏には、往々にして寂しさや辛さが隠れているものだというのも、このドラマの隠れたメッセージなのかもしれない。
そして、なぜ、一番近い夫婦がそれを知り得なかったのか、そんなに大事ならどうしてもっと大切にしてこなかったのか、それに気付いたとき“後の祭り”にならないよう、夫婦関係の在り方をも再確認させてくれるようなメッセージ性もこの作品の中に少なからずあるように思う。

また、この作品はビジュアルの点から見てもかなり秀逸な作品だといえよう。
特に、ドウとスアの衣装に注目してほしい。韓国ドラマによくある、原色でド派手なちょっとイタいスタイルはどこにも出てこない。（CAであるスアの制服は原色の赤だが）
スアとドウが二人でいるシーンは、服のトーンにさりげなく統一感があるのだ。二人の価値観が似ているのを表現しているかのように、品のある抑え目な色で、どの背景にもマッチする上品なスタイルなのが実に好感が持てる。

そして、なにより絵画のような美しい背景シーンが満載なのもこのドラマの大いなる見どころ。
漢江の朝焼け、ドウのオフィスから見下ろすソウルの街並み、世界遺産になっている済州島の城山日出峰など、とにかく美しい景色が満載で、毎回こんなに美しい景色が見られるなんて、ある意味かなりの贅沢だ。
ドラマを見終えたあと、それらの景色見たさに韓国旅行に出かけたくなってしまうかもしれない。

このドラマは結婚後のキム・ハヌルの復帰作ということもあり、大いに注目されていた。
「2度目の二十歳」や「エンジェルアイズ」で好評を博したイ・サンユンの魅力を余すことなく堪能できる「空港に行く道」はまるで抒情詩のように静かな物語だ。落ち着いた大人のラブストーリーにどっぷりと浸っていただきたい。

「空港に行く道」
DVD-BOX1：2017年11月2日（木）発売
DVD-BOX2：2017年12月2日（土）発売
発売元：コンテンツセブン
販売元：NBCユニバーサル・エンターテイメント
原題：空港に行く道／2016年／全16話／各話約60分
（C）STUDIO DRAGON CORPORATION

◇公式サイト

【作品詳細】【「空港に行く道」を2倍楽しむ】