【韓国・訃報】金大中元大統領死去!韓国正式発表を動画ニュースで知る

2009年08月18日15時31分暮らしと文化
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金大中(キム・デジュン)元大統領が18日(火)午後1時43分、死去! 韓国の民主化運動に取り組んだキム・デジュン元大統領の死亡を韓国政府が正式に発表し、これをKBSニュースが動画配信している。※金大中 元大統領の年齢に関しては、韓国では85歳と報道しているがこれは韓国での数え方で、日本などでは83歳と発表。

公式発表では、キム・デジュン元大統領の秘書室長である民主党パク・チウォン議員からキム元大統領の逝去を次のように報告している。
韓国第15代大統領であられたキム・デジュン元大統領は、先月13日から肺炎で延世大付属セブランス病院(ソウル市西大門区新村)に入院し治療を続けていたが、本日18日の午後1時40分ごろ、心拍が一時停止した。その後一時回復はしたものの、再び心拍が止まり午後1時43分帰らぬ人となった。
そして、キム元大統領の臨時殯所を延世大セブランス病院に用意したと発表した。.
続いて、同病院のパク病院長からも詳しい病状の説明がされた。

韓国では、今年5月に盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の悲しい死が報道されたばかりで、相次ぐ歴代大統領の死に韓国国民からの嘆きの声が上がっている。

キム・デジュン元大統領は、1924年に全羅南道新安で生まれの大韓民国の第15代大統領。就任前から民主化運動を唱え、日米両国に滞在しながら民主化運動に取り組んでいたが、1973年、韓国中央情報部(KCIA=現在の国家情報院)により東京都内のホテルグランドパレスから拉致され、ソウルで軟禁状態に置かれた(「金大中事件」)。
しかし、1997年の大統領選で、与党ハンナラ党の李会昌、ハンナラ党内での予備選に敗退した李仁済を相手に選挙を戦い、98年、第15代大統領となった。就任中の2000年には、北朝鮮の平壌で金正日(キム・ジョンイル)総書記との南北首脳会談を実現し、両国の関係改善に対する功労が認められ、同年ノーベル平和賞を受賞している。

大韓民国、キム・デジュン元大統領のご冥福を心よりお祈りもうしあげます。

KBSニュース「キム元大統領逝去正式発表」