白鶴酒造は、日本酒「まる」のCMキャラクターに氷川きよしを起用、3日、都内でお披露目会見を行い、同社のサイトでそのCMを公開した。
同社は、1981年(昭和56年)に冷酒のパイオニア的な商品として「白鶴生貯蔵酒」を全国に発売し、“冷やして楽しむ”日本酒の飲み方を提案。このスタイルが徐々に浸透し始めていく。
ちょうどその頃、二級酒の人気も高まりはじめ、新しい容器“紙パック”の人気も高揚。各メーカーから新しい容器と中身の商品が続々と発売された。
そうした状況の中、同社は、従来にはなかったアルコール度数が若干低いマイルドタイプで、取り扱いに便利な紙パックの新しい日本酒の開発を試行錯誤しながら進め、独自に研究開発した麹(こうじ)にその酒質に適した理想の麹を発見。このようにして、1984年(昭和59年)の秋、ついに「まる」の商品化が実現した。
「まる」は、米、米こうじ、醸造アルコール、糖類、酸味料を原材料とし、アルコール分は13～14%とマイルドタイプながら、物足りなさを感じさせないように、「支え味」を出している。淡麗な味わいの酒質のため、淡白な味付けの料理との相性もいい日本酒となっている。
「まる」が25周年を迎える今年、CMキャラクターに氷川きよしを起用した。TVCMは、氷川きよしが「まる」の旗を背景に「えんや～」でおなじみのCMソングを歌うもので、9月から放送が始まっている。

「まる」ブランドサイト
「まる」TVCM