10年の歴史はここから始まった「仮面ライダークウガ」配信開始-東映特撮BB

2009年09月11日13時34分ドラマ
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今年で10周年を迎えた平成ライダーシリーズの記念すべき第1弾「仮面ライダークウガ」が、東映特撮BBにて9月11日から配信を開始した。現在は第1話「復活」と第2話「変身」が配信されており、毎週金曜日に2話ずつ追加される。視聴料金は同サイト有料会員の月額利用料525円のみで見放題となっている。

超古代。戦いを好むグロンギ族は、邪悪な力で異形の怪人に変身し、他民族を脅かしていた。一方、グロンギ族によって全滅の危機に瀕した平和的な古代民族は、グロンギ族を倒すため人間を超人に変身させる正義の変身ベルトを開発。そして、完成したベルトを身につけ「戦士クウガ」に変身した正義の勇者の活躍によってグロンギ族はうち倒された。
西暦2000年。日本アルプスの九郎ヶ岳遺跡で、奇怪な事件が発生。友人の沢渡桜子が遺跡の古代文字の調査を行なっていたことから遺跡を訪れた冒険家の青年・五代雄介は、そこで不思議な鼓動を発する謎のベルトと遭遇する。やがて、事件を追う長野県警の一条刑事が桜子にベルトの文字解読を依頼したことからベルトと再会した雄介は、突如出現した怪人に襲われる中、ベルトから放たれたイメージによってその力を察知。咄嗟にベルトを装着し、戦士クウガに変身した!
超古代の変身ベルトを受け継ぎ、戦士クウガとなった雄介は、彼が最も愛する人々の笑顔を守るため、人類を脅かす怪人たちと対決する。

連続テレビシリーズとしては「仮面ライダーBLACK RX」以来ほぼ10年ぶりに製作され、当時日照り状態とさえ揶揄されていた日本特撮に新たな活気をもたらした作品と位置付けられる。仮面ライダークウガに変身する主人公・五代雄介役に、当時駆け出しの俳優・オダギリジョーを起用したことは、いまだファンの間で語りぐさとなっている。

作品的には、昭和ライダーシリーズ初期からの全体的なダークさを再現しつつ、古代民特が使った「グロンギ語」という斬新な概念を盛り込んだり、クウガの持つ様々な変身形態など、ライダーの多様化が広がっていく平成シリーズの原型といえる概念がこの時点ですでに取り入れられている点が注目される。

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