フォルクスワーゲン、「フランクフルト国際モーターショー」で電気自動車とフルハイブリッドカーを発表、映像も公開
フォルクスワーゲンは、「第63回IAAフランクフルト国際モーターショー」で、電気自動車「E-Up!」と、フルハイブリッドカー「L1」を発表した。
E-Up!は、同ブランドの研究開発担当取締役のウルリヒ・ハッケンベルクの指揮下で設計され、2011年のデビューが予定されている「ニュースモールファミリー」をベースにしている。
全長は3190mmに抑えられ、よりコンパクトになっているものの、大人3人と子供1人が乗車することができる。
フロントに搭載される電気モーターは、最高出力60kW(常時出力: 40kW)で、発進直後から210Nmの最大トルクを発揮する。車両重量がわずか1085kgに抑えられており、0~100km/hが11.3秒、最高速度が135km/hと、実用十分な走行性能を誇る。
シフト操作は、センターコンソールに設置されたロータリーノブによって前進と後退を切り換える。
同グループ取締役会会長のマルティン・ヴィンターコルンは、「量産タイプの電気自動車は、自動車の近未来を語るうえで重要なもののひとつです。その電気自動車が成功を収めるためには、幅広いお客様に合わせた適切な価格設定と日々のドライブにおいて実用的で使い勝手が良いことが不可欠です」と、E-Up!の発表の場になった同グループ前夜祭会場で語った。
フルハイブリッドカー「L1」L1は、100kmあたりの軽油消費量がわずか1.38リットルと世界最高の燃費効率を達成し、CO2排出量も36g/kmに抑えられている。
独特なプロポーションは、日常使用を考慮して設計され、全長3813mmと同社の小型車「フォックス」とほぼ同サイズ、全高1143mmは「ランボルギーニ・ムルシエラゴ」と同等ながら、全幅は空力的に最適化され1200mmに過ぎない。そのため、Cd=0.195と驚異的な空力特性を誇る。また、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)ボディにより、車重はわずか380kgと軽量になっている。
TDI、Eモーター、7速DSGがL1のリヤに搭載され、800ccのTDIの最大トルクは、100Nm(1900rpm)。標準の「ECO」モードでは、20kW/27PS(4000rpm)の最高出力を発揮し、「スポーツ」モードでは、最高速度160km/hまで到達し、29kW/39PS(4000rpm)にパワーアップする。
さらに、アイドリングストップシステムが採用され、車両停止時には自動的にエンジンを切り、アクセルを踏むと瞬時にエンジンを再始動させる。
同社のドイツのオフィシャルサイトでは、両モデルの走行風景やエクステリア、インテリアなどの貴重な映像を見ることができる。
なお、同社は同ショーで、合計7台の世界初公開車を展示する。E-Up!とL1の他に、ポロのエントリーモデルとして新たに加わる3ドア仕様、記録的な低燃費を実現するブルーモーションのポロ、ゴルフとパサート、そして、史上最高のパフォーマンスを実現するGolf Rだ。
フォルクスワーゲン ドイツのオフィシャルサイト