ショウタイム、チェ・ジンシル1周忌目前に遺作「ラスト・スキャンダル」を配信開始!
ドラマ「ラスト・スキャンダル」は、2008年に自らの命に終止符を打った名女優チェ・ジンシルの遺作となった作品で、文字通り韓国を代表する名女優がラスト・スキャンダルを演じたドラマだ。ファンにとっては忘れらないこの作品を、10月2日の彼女の1周忌目前に、ショウタイムが配信開始した。
チェ・ジンシルは、1988年にMBC特別採用タレントとして芸能界デビューし、同年、MBCドラマ「朝鮮王朝500年-閑中録」で女優活動を本格的にスタートした。幅広い世代から愛された彼女は、91年には大鐘賞新人賞、春史賞新人賞、百想芸術大賞人気賞などを受賞し、国民的女優となった。
ドラマは、家族の面倒と生活に追われるうちに、女の盛りを過ぎてしまった平凡な主婦ソニと、今をときめくトップスターとの最高に笑って、ちょっぴりしんみりする、大人の童話のようなラブストーリー。
物語は、ソニがバイトで大失敗をしてしょげているところにかかってきた1本の電話から始まった。電話の主はなんと初恋の人、ウキウキ気分で出かけていくと、そこには今をときめく大スターが…。 「バラ色の人生」でパワフルなオバさんぶりを披露した彼女が、チリチリ頭に牛乳瓶メガネでおばさん度に磨きをかけた同作は、大ヒットとなりシーズン2が予定されていたが、惜しくもチェ・ジンシルの遺作となってしまった。
相手役のトップスターのドンチョルを演じたチョン・ジュノは「ルル姫」(カン・ウジン役)などの作品で人気の実力派俳優だが、彼の配役はチェ・ジンシルの強力な推薦で決定したという。
さすが息のあった二人の掛け合いは息ぴったり!不器用な大人の恋をかわいく描き、放送開始後どんどん人気を高め、最終回には21.1%までの高い視聴率を記録した。ファンからの続編を望む声も高く、同じキャストでパート2の制作も決定していた矢先の彼女の死だっただけに、関係者やチョン・ジュノらの驚きとショックは特に大きく、当時の韓国芸能界に大きな衝撃を与えた。
亡くなった翌月11月のMBC演技大賞では、彼女に「特別功労賞」が贈られ、 同作品が「チェ・ジンシルの一番みたいドラマ」に選ばれた。また、主役のチョン・ジュノは「最優秀主演男優賞」を受賞し、二人に「ベストカップル賞」が贈られた。
ドラマ撮影当時、40歳を迎えた女優チェ・ジンシルが少々オーバーではあるが、等身大のアラフォーを見事に演じたこのドラマは、思いっきり笑えて、ほろりと泣かせてくれる韓流史上“最強・最涙”のラブコメとなった。
◆ 作品情報
・作品情報
・話数: 全16話
・制作: MBC
・放送年: 2008
・監督/演出: イ・テゴン
・脚本: ムン・ヒジョン
・出演者: チェ・ジンシル、チョン・ジュノ、チョン・ウンイン、ビョン・ジョンス、キム・ビョンセ、キム・チョン、ハン・ボベ、イ・インソン
・視聴価格:各話210円(第1話は無料)、6話パック840円/14日間
ショウタイム「ラスト・スキャンダル」