シャープ、プラズマクラスター技術により、「新型H1N1インフルエンザウイルス」の感染力を抑制、動画で解説

2009年11月02日19時37分商品・CM
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シャープは、ウイルス学の世界的権威であるロンドン大学ジョン・オックスフォード教授が設立したレトロスクリーン・バイロロジー社と共同で、高濃度プラズマクラスターイオンが世界で初めて、付着・浮遊の両方の状態の「新型H1N1インフルエンザウイルス」の感染力を抑えることを実証した。
今回の実験では、プラズマクラスターイオンが、付着新型ウイルス(シャーレに滴下)を2時間で99.9%抑制(イオン濃度約30万個/cm3)、加えて浮遊新型ウイルス(容積1m3ボックス内に浮遊)を40分で95%抑制(イオン濃度約2万5千個/cm3)することを実証した。
なお、浮遊新型ウイルスとは、飛沫感染を起こす浮遊粒子の粒径5μm以上10μm以下のものと、空気感染を起こす粒径1μm以上5μm未満のものをさす。
同社は、アカデミックマーケティングに基づき、2000年から世界の学術研究機関と連携して、プラズマクラスター技術が空気中に浮遊するMRSAなど28種類の有害微生物の活動を抑制する効果があることを実証してきた。
このうち、浮遊ウイルスに関しては、季節性H1N1型ヒトインフルエンザ/H5N1型トリインフルエンザ/コロナ/SARS/ポリオ/コクサッキーに対するプラズマクラスターイオンの感染力を抑える効果を確認している。
また、2002年に高濃度プラズマクラスターイオンの安全性を確認し、2005年には「プラズマクラスターイオンが感染のトリガーとなるウイルス表面のスパイク状たんぱく質を破壊するメカニズム」を学術機関と共同で解明した。
プラズマクラスター技術に関しては、動画で解説している。プラスイオン(H+(H2O)n)とマイナスイオン(O2-(H2O)m)を同時に空中へ放出し、浮遊する細菌/カビ/ウイルス/アレルゲンなどの表面で瞬間的にプラスとマイナスが結合して酸化力の非常に高いOHラジカルとなり、化学反応により細菌などの表面のたんぱく質を分解して、その働きを抑制する独自の空気浄化技術のことだという。

「プラズマクラスター技術」