リコー、ユニット交換式デジタルカメラ「GXR」を発売、ユニット交換の様子を動画で紹介

リコーは、ユニット交換式デジタルカメラ「GXR」(オープン価格)を12月中旬に発売する。
同カメラは、ボディ内部に撮像素子を持たず、「レンズ、撮像素子、画像処理エンジン」が一体となったカメラユニットをボディにスライドイン・マウント方式により着脱することで、レンズ交換ができる画期的なユニット交換式カメラシステム。
レンズ、撮像素子、画像処理エンジンを最適チューニングのうえユニット化することで、レンズ交換が可能な小型カメラを実現。新システムの採用により「いつでも持ち歩けるポケットサイズ」、「撮影場所、撮影対象ごとに最高画質」の両立が可能となった。
レンズ交換時に撮像素子が露出しないため、ゴミ、ホコリが入りにくい構造となっており、ボディ側とカメラユニット側にそれぞれ画像処理エンジンを搭載している。
デザインは、GRシリーズで実績のあるマグネシウムダイキャストを外装に採用。表面には耐蝕性のある梨地塗装を施し、堅牢かつ軽量で、ホールド性に優れたボディを実現。
GR、GXシリーズの操作部デザインを踏襲し、現在の設定が一目でわかる新規DIRECTボタンや、各種カスタマイズボタンを配置して、高度な撮影設定を素早く行うことを可能とした。
操作性も、8方向十字ボタン、3箇所のマイセッティング、ADJレバー、ファンクションのボタンを配置して向上させた。
グリップ部分は、コンパクトなボディサイズでありながらも、しっかりと握ることができる形状となっており、適度な柔らかさを持つ表面のラバー素材によって、手の一部となるフィット感を実現している。
AEモードとして、プログラムシフトモード、シャッタースピード優先モード、絞り優先モードを搭載。画像設定のカスタマイズを9段階で設定可能とし、多彩な画作りが手軽に行える。暗い場所の撮影も容易なISO3200にも対応している。
また、プレAF機能により、被写体の動きに応じてフォーカスを調整することで、フォーカシングのスピードを高速化。シャッターボタンを一気に押したとき、設定しておいた距離で撮影する「フルプレス スナップ」機能を搭載している。
オートマクロ設定時には、近距離の被写体を撮影するときに自動的にマクロモードに切り替わるため、モード切り替えを気にすることなくマクロ撮影が楽しめる。
液晶モニターは、広視野角、高コントラストの高精細3.0型92万ドットVGA液晶モニターを搭載。汚れ防止のフッ素コート、キズ防止のハードコート、反射防止のAR(アンチリフレクション)コートを施し、汚れやキズが付きにくく、日差しの強い屋外で高い視認性を確保する。sRGB比100%の広範囲な色再現で、再現性の高い鮮やかな画像表示も実現している。
その他の機能としては、加速度センサーを利用した電子水準器、撮影時の構図決めに役立つ3パターンのグリッドガイド、現在の撮影設定を一覧表示して変更操作が行えるDIRECT画面の搭載、撮影画像の中から見たい画像をすばやく表示することが可能な画像クリップ機能の20ファイルまでの登録などがある。
スペシャルサイトでは、カメラユニットの交換の様子を動画で見ることができる。さまざまな形態が表示されるため、自分の用途にあったカメラの状態がイメージしやすい。

「GXR」オフィシャルサイト
「GXR」スペシャルサイト