ソン・イルグク暴行疑惑解決! 女記者に懲役8ヶ月の有罪確定。動画ニュースに朱蒙王も安心?

2009年11月13日00時29分芸能
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高句麗の始祖朱蒙王(チュモン)もホッと胸をなでおろしたことだろう。12日、ドラマ「朱蒙」の主人公を演じたソン・イルグクが、女性記者に暴行を加えたという疑いが晴れた。NAVERニュースが事件のあらましと、判決を詳しく動画で伝えている。

12日、韓国最高裁2部(主審ヤン・チャンス最高裁判事)は、俳優ソン・イルグクに暴行されたと偽りの主張をした容疑で起訴されたフリーの記者キムさん(43歳)の上告を棄却して、懲役8ヶ月を確定した。

キムさんは、昨年2008年1月の取材過程で宋氏に暴行されたと虚偽で告訴し、これをスポーツ記者に知らせ「ソン・イルグク、月刊誌女記者に暴行。全治6ヶ月負傷」というタイトルの記事を載せるようにしむけ、名誉を毀損した嫌疑で非拘束起訴されていた。

1審裁判所は「各証拠と証言では、キムさんに対するソン氏の暴行の事実は認められず、事件状況を収録したソン氏のアパートの防犯カメラ(CCTV)が捏造されたという被告人の主張も状況上認めにくい」として懲役 1年を宣告していた。

キムさんはソン・イルグクのひじが当たり、けがをしたと主張したが、現場に居合わせた写真記者は「暴行場面を見ておらず、キムさんの顔に特別なケガを見つけることができなかった」と語った。最初に検診した医師もまた「口の内が切れたり、怪我したりした部位がなかった」と述べた。

2審でも「事件直後発行された診断書や医師の所見を見てもソン氏が、被告人に暴行をはたらいた事実を立証することができない」と有罪を認めたが、懲役1年を宣告した1審裁判所とは違い、2審裁判所はキム記者の刑を懲役8ヶ月に軽減して法廷拘束した。

最高裁判所は「虚偽罪は他人が刑事処分を受けるようにする目的のためのもので、告訴内容が途方もない虚偽事実ではなく、その情況をちょっと誇張した場合には成り立たない」と原審の正当性を明らかにした。

結局、女性記者の虚偽で事件は片付いたが、彼女の目的は何だったのだろう。チュモン役でブレイクしたソン・イルグクの人気を利用したとするなら、“ひじ”ではなくせめて“こぶし”で怪我をしたというくらいの機知を利かせて欲しかったものだ。
ちなみに、韓国語でチュモンはこぶし、ひじは韓国語でパルクムチという。

「ソン・イルグク疑惑」女性記者有罪確定