ヤマハ、「SR400」の2010年モデルを発売、「SR Cafe」でテリー伊藤のインタビュー動画なども公開

2009年11月16日18時33分商品・CM
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SR400(ディープレッドメタリック K)

ヤマハ発動機は、「SR400」(57万7500円)の2010年モデルを12月21日から発売する。
同バイクは、1978年3月の発売以降、シンプルな外観と空冷単気筒エンジンの鼓動感あふれる走りで幅広い年齢層から支持を得ているロングセラー。
2010年モデルは、燃料供給系にF.I.(フューエルインジェクション)を採用し、優れたドライバビリティと環境性能を両立させた。
スタイリングは、初代からの流れを受け継ぎつつ、レトロモダンなメーターパネルや新作のサイドカバー、エンブレムなどを採用し、外観クオリティの向上を図った。
カラーは、SR400の定番として人気のブラックと、ゴールド系グラフィックとの調和でレトロさを醸し出すレッドの2色を設定した。
F.I.の採用は、現行のキャブレター式に替えてF.I.を採用したものだが、スロットルボディも新設計し、ここに配した12孔インジェクターが数十ミクロン単位に微粒子化された燃料を高圧で噴射、素早い燃焼を促進し、優れたドライバビリティ、環境性能に貢献する。また、F.I.用の燃料ポンプをサイドカバー内側のサブタンクに配置し、個性的なティアドロップ型メインタンクの造形を継承した。
点火系には、スパークを良好に制御できるフルトランジスター方式を採用してF.I.との最適化を図った。合わせてイグニッションコイルも仕様変更を行った。
エキゾーストパイプは、表面にナノ膜コーティング処理を施して新設計した。マフラーも、新設計して心地よい単気筒の排気サウンドと優れた環境性能を両立させた。
マフラー内には、白金など貴金属を塗布したハニカム触媒を配置。エキゾーストパイプに装備したO2センサーの情報は、F.I.の燃料補正にフィードバックされ、空燃比を最適化して触媒機能を効率よく引き出す。
クラッチは、クラッチスプリングの仕様変更により、クラッチ操作荷重を約30%低減、軽く滑らかな操作性を実現し、優れたドライバビリティに貢献させた。
ホワイト基調のメーターパネルは、レトロモダンなフォントを採用し、ロングセラーモデルらしさを強調。メーターには、燃料残量警告ランプを設けた。
それ以外の変更点として、SR立体エンブレム装備の新サイドカバー、ブラックアルマイト処理フロントブレーキキャリパー&ディスクインナー、操作性に優れた新作サイドスタンド、などが挙げられる。
「SR Cafe」では、絵とサウンドでエンジンメカニズムを実体験したり、「SRイズム」で職人による製造工程を映像で見たり、「私とSR」でテリー伊藤のインタビュー動画を楽しんだりすることができる。

SR Cafe