ネクスト「24」を探せ! 注目の日本未上陸海外ドラマ「Lie to me(原題)」をチェック! その2

2010年01月18日10時37分ドラマ
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注目新ドラマ第2弾は、「Lie to me(原題)」。人間嘘発見器と呼ばれる学者キャル・ライトマンがその知識とノウハウを生かして、FBIや警察に協力し、事件の真相を見抜いていくという犯罪捜査ドラマだ。

ライトマン博士は応用心理学の権威。容疑者のかすかな表情の変化や、瞬きからウソを見破る天才だ。相手がなぜウソをついているのかまでわかってしまう彼は、心理学者をパートナーにウソ発見チームを結成、その知識と鋭い観察力で犯人を見つけ出していく。

ライトマン博士を演じるのはイギリスの名優ティム・ロス。これが初めてのTVドラマシリーズ主演となる。

ロスと言えば、「レザボア・ドッグス」「コックと泥棒、その妻と愛人」という個性的なアート系作品から、「海の上のピアニスト」などのシリアス作品、「猿の惑星」での特殊メイクものまで、幅広くこなしてみせる芸達者俳優。演技派だけにシリアスで重いドラマと思いきや、明るくソフトなインテリというキャラクターを開拓、新たな魅力を披露している。知性派イケメン好きにお勧めのドラマだ。もちろん、そのストーリーの面白さもお墨付き。なんといってもあの大ヒットドラマ「24 TWENTY FOUR」のプロデューサー陣が参加しているのだ。となれば、あのスリリングさをもう一度味わえること間違いなしだ。

日本でも2010年3月からFOXで放送がスタートする予定。アメリカのFOXのサイトでも、番組のクリップを見ることができる。相手のすべてを見透かしつつ、自分の本心は見せてくれないロスのまなざしに、一足早く酔いしれてみよう。

「Lie to me」

ドラマスタートまでは、ロスのカメレオン俳優ぶりを改めて映画で味わっておこう。お勧めしたいのが「インクレディブル・ハルク」。ご存じマーベル・コミックの「超人ハルク」の映画化だ。

自分の体を使って、ガンマ線研究の実験を行った物理学者バナー。怒りや憎しみなど、負の感情の高ぶりによって、緑色の肌と人間離れした怪力を持つ巨人「ハルク」に変身する体質に変化してしまった。バナーは、その実験結果を兵器として利用しようと考える軍の上層部に追われることになる……。

ロスが演じるのはハルクを執拗に追う特殊部隊の軍人ブロンスキー。微笑みすら浮かべて、ハルクを追い詰めていくヘビのような執念深さは、あまりにもしつこくて魅力的ですらある。同じ悪役でもいつもは頭脳派が多い彼だが、ここでは戦闘服に身を固めライフルを構えた姿で登場。珍しく上半身ヌード&タトゥー姿というワイルドな姿も見られる貴重な作品だ。

ちなみにこの作品、同じくマーベル・コミックの映画化作品「アイアンマン」のストーリーに続く嬉しいおまけ付き。マーベル・コミックファン、「アイアンマン」のファンにもお勧めの作品。まだ見ていない方、「え?そんなシーンあったっけ?」という方は改めて見てみよう。