博報堂DYメディアパートナーズはNHKの人気街歩き番組「ブラタモリ」の番組素材を活用した、日本初となる位置情報に連動したiPhone向け動画配信サービス「ブラタモリ提供ブラアプリ」を開発、1月26日(火)からサービスを開始した。

「ブラタモリ提供ブラアプリ」は、東京都内などの町並みを古地図片手に歴史に思いをはせながら散策していく番組「ブラタモリ」で使われた映像素材をiPhoneに配信し、番組で取り上げた街を、配信動画を見ながら散策することで番組を追体験できるというアプリケーションサービスだ。AR（拡張現実）技術を応用し、現実に利用者のいる場所に配信映像を重ね合わせる疑似体験により、周囲の町並みに新たな価値観を発見してもらおうというのが狙いだ。

配信映像はマルチ動画変換システム「Rocket Box」に登録された位置情報と、利用者の現在位置に連動してストリーミング配信される。また、GPSと地磁気センサーを活用した方位ナビゲーションにより、配信された動画を見て、行きたいと思った場所までの方向や距離、進行状況なども表示できる。

このサービスは経産省が進める「平成２１年度ＩＴとサービスの融合による新市場創出促進事業（ｅ空間実証事業）」の一環として実施されるもので、アプリケーションの利用料は無料。

ちなみに、動画にタモリさんは登場しないが、番組でおなじみの久保田祐佳アナウンサーが案内役として登場している。

「ブラタモリ提供ブラアプリ」（Ａｐｐ　Ｓｔｏｒｅ）