後半滑走順と、浅田真央&キム・ヨナがフリーを語る会見動画-NHK
女子フィギュアのショートプログラム(SP)、で金メダルを射程距離に捉えた浅田真央と、暫定首位のキム・ヨナのフリーの滑走順は、ヨナ21番、真央が22番目。この抽選会場の様子と、浅田真央、キム・ヨナのトップ2が出席した記者会見の動画を、NHKバンクーバーオリンピックサイトで公開している。
どうやら五輪の女神は、最後まで最高の見せ場を作るつもりらしい。SPでは、浅田の完璧な演技の直後に滑走したキムだったが、後半のフリーでは、浅田がキムの直後に登場する。鈴木明子は14番目、安藤美姫は20番目の滑走順。
奇しくも大会前のインタビューで、キムは「あとは精神力の強さが大切だと思います」と語っていたが、全くそのとおりの展開となった。
共に初めての五輪となった今大会の二人の女王のコンディションは、絶好調!SPを苦手としていた浅田は、「トップとの点差を5点以内にしたい」と語っていた。SPの点差は4.72点。まさに浅田の狙い通りだ。
“出来栄え点”で頭ひとつ抜き出ている感のあるキムだが、技術面では互角の二人。これまでもフリーで高得点をたたき出してきた浅田にとって、キムの背中は射程距離にある。
こんな想いがこの後の記者会見でのコメントに現れている。
SPの後開かれた上位選手の記者会見では、SP3位の地元カナダ代表のロシェットが欠席のため、浅田とキムのツーショット会見となった。
浅田は、「やっとキム・ヨナ選手に、少しショートプログラムで近づけたかな?という感じがします。いつもはもっと10点以上の離されているので、(今回の4.72点は)それに比べればすごくうれしい」と、フリーに向けての決意を口にした。
一方キムは、「少しは緊張するだろうけれども、そうならないように最善を尽くして、よい結果が出せればうれしいです」とあくまでも自分の演技に集中する構えだ。
10代の半ばから戦ってきた浅田真央とキム・ヨナ。年齢も生れ月も家族構成も同じ、身長もほとんど同等の二人の女王。どちらも最高の演技で、至高の決戦を見せて欲しい!
日本時間の26日(金)には4年に一度の女王が決定する。
NHKバンクーバーオリンピック「後半のフリー滑走順決まる」