真央、ヨナ、高橋ら上位入賞者の華麗なエキシビジョン動画-NHK
大会16日目、浅田真央、キム・ヨナ(金妍児)、高橋大輔、ライサチェック、プルシェンコ、申雪&趙宏博、T・バーチュ&・モイヤーら、五輪フィギュアスケートの女子、男子、ペア、アイスダンスのメダリストたちや、上位入賞者たちによるエキシビジョンが開催された。NHK「バンクーバーオリンピック」公式サイトでは、出場者の選手紹介や、それぞれの演技動画が公開されている。
戦いを終えた銀盤のプリンセスやプリンスたちは、それぞれが独創的な衣装や演技で、大会とはまた違った魅力で氷上に花を咲かせた。今大会、男女シングル選手の6人全員が入賞という偉業を達成した日本選手団からは、銀メダリストの浅田真央、銅メダリストの高橋大輔と、惜しくもメダルは逃したが5位と健闘した安藤美姫が登場した。
「トリプルアクセルの女王」と紹介された浅田は、パガニーニの「カプリース」に乗せ、ピンクの扇子を使った独特の振りつけで観客を魅了した。濃いピンクと黒の“真央カラー”の衣装で“真央スマイル”たっぷりで艶やかに、時には妖しく、そして、愛らしく舞う浅田は、トリプルアクセル抜きでも、世界最高峰のスケーターであることを証明してみせた。
高橋は、和服を意識させる衣装で、これまでの男らしい振り付けとは違う振り付けで、「ラブレター」をしっとりと演じた。安藤は、オーロラをイメージした紫とベージュのロングドレスで、ショートプログラムで使ったミサ曲「レクイエム」をアレンジし、練習中に亡くなったリュージュ選手らに魂を捧げた。
金メダルを手にしたキム・ヨナは、大人っぽいシックなドレスに、ムーランルージュの主題曲「One day I’ll fly away」を優しく舞った。
最後には、エキシビジョンに出場した選手全員が集まり、バンクーバー五輪パシフィックコロシアムは華やかなフィナーレで幕を閉じた。
NHKバンクーバーオリンピック「女子フリー」