クラウドの“寵児”Evernote日本語版が正式リリース、YouTubeに解説動画配信

2010年03月03日18時41分商品・CM
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米Evernote Corporationは3月3日、パソコンや携帯端末など複数の端末で様々な情報・ファイルを簡単に共有できるクラウド型ユーティリティサービス「Evernote」の日本語版クライアントソフトを正式公開した。Evernoteの日本語による使用方法は、同社のYouTube公式チャンネルに配信されている。

Evernoteは、パソコンやiPhoneなど複数の端末で情報を共有して利用する、いわゆるクラウド・コンピューティングの象徴的なサービスの一つ。テキストや表計算のデータや、写真、ウェブページなど様々なファイルを、普段使っているどの端末からでも保存・分類し、各端末同士で完全同期することで、端末を選ぶことなくいつでも望んだファイルを引き出すことが可能となるサービスだ。

アプリケーションはWindows、Mac、iPhone、Android向けにそれぞれ用意。個人用アカウントを一つ取得し、アプリを所有の各端末にインストールしておけば、どのマシンからでも同期された最新データを閲覧・編集など作業を行うことができる。

また、通常の文字によるファイルの検索機能のほか、画像データの中の文字を認識して文字検索に対応する機能も備える。この機能は現在のところ英数字のみに対応しているが、今後90日以内に日本語認識にも対応させるとしている。

アカウントの取得は無料で、毎月40MBまでは無料アカウントのままアップロードが可能。月額5ドル、もしくは年額45ドルのプレミアム会員になれば、アップロード上限は500MBに拡大するほか、アップロード可能なファイルの種類も増え、PDFファイル内部の検索や画像認識検索も利用可能となる。さらにSSL暗号化通信もプレミアム会員にのみ適用される。

EvernoteJP YouTube
Evernote日本語版プレビュー