米アップルは、「iPad(アイパッド)」のWi-Fiモデル(499ドル～699ドル)を4月3日(土)に、WiFi＋3Gモデル(629ドル～829ドル)を4月後半に、それぞれ発売することを発表した。4月後半には、その全モデルをオーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、スペイン、スイス、イギリスでも発売する。
ｉＰａｄは、ウェブの閲覧、電子メールの送受信、写真の鑑賞と共有、ビデオや音楽の視聴、ゲーム、電子書籍の読書など、さまざまな用途に使うことができる。
厚さがわずか0.5インチ(約1.3cm)、重さが1.5ポンド(約680g)と、現在市販されているどのラップトップやネットブックよりも薄く、軽いうえ、最大10時間のバッテリー駆動時間を実現している。
また、革新的なMulti-Touchインターフェイスにより、コンピューターよりもずっとインタラクティブなウェブサーフィンが行える。大画面とほぼフルサイズのソフトキーボードで、メールを読んだり送ったりすることができるほか、Mac、Windows PC、デジタルカメラから写真を取り込んで、アルバムとして整理したり、スライドショーで鑑賞したり、共有したりすることができる。
映画やTV番組、YouTubeなどをHDで鑑賞したり、同社の新しいiBookstoreから電子書籍をダウンロードして、自分の音楽コレクションを聴きながらページをめくるといったことも簡単に行える。App Storeからは、世界最大のアプリケーションストアから新しいアプリケーションをワイヤレスで閲覧、購入、ダウンロードすることができる。
さらに、専用に設計された12の新しく革新的なアプリケーションが含まれているほか、iPhoneかiPod touchのために購入したアプリケーションを含め、App Storeで提供されている15万種類のアプリケーションのほとんどすべてを利用することも可能。
新しいアプリケーションであるiBooks app for iPadには、新しいiBookstoreが含まれており、Hachette Book Group、HarperCollins Publishers、Macmillan Publishers、Penguin Group、Simon&Schusterなどの大手出版社や独立系出版社からのNew York Timesベストセラーリストからの書籍がそろえられている。
iTunes Storeは、1200万曲以上の楽曲、5万5000本以上のテレビ番組、8500本以上の映画(うち2500本以上がHD映像)を取りそろえた、世界で最も人気のある音楽、テレビ番組、映画のオンラインストアへのアクセスを提供する。
App Store、iTunes Store、iBookstoreからダウンロードしたすべてのアプリケーションとコンテンツは、次にコンピュータに接続したときに自動的にiTunesライブラリに同期される。
オフィシャルサイトでは、こうした特長を開発陣へのインタビュー形式で動画により紹介している。実際の操作画面を使っているため、それらの機能が手に取るように分かるものになっている。

「iPad」オフィシャルサイト