「星の海を目指せ!宇宙飛行士訓練」を紹介-JAXAクラブ動画ニュース

2010年03月12日18時15分 
(2010年03月12日18時17分 更新)
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)のサイト「JAXAクラブ」の「JAXAクラブ動画ニュース」で、「星の海を目指せ! 宇宙飛行士訓練」が公開された。
現在、国際宇宙ステーション(ISS)では、野口聡一宇宙飛行士が長期滞在して、「きぼう」日本実験棟での実験運用をはじめとする宇宙環境利用に重点をおいた作業を軌道上で行っている。
また、4月には、山崎直子宇宙飛行士がスペースシャトルでISSに向かい、およそ2週間滞在して各種作業を行う予定だ。
さらに、2009年2月25日には、宇宙飛行士として正式に選抜されるために、宇宙飛行士の訓練を行う宇宙飛行士候補者が3人選ばれている。
果たして、憧れの宇宙飛行士になるには、どのような勉強や訓練が必要なのだろうか。JAXAクラブのキャラクターであるジャクマが、筑波宇宙センター内にある宇宙飛行士訓練設備を訪れ、JAXA有人宇宙技術部の若松武史に宇宙飛行士の訓練について尋ねた。
宇宙飛行士候補者に選ばれると、まず2年半ほどの間、基礎訓練を行う。ここでは、無重力体感訓練や体力トレーニングを行ったり、英語や医学、科学などの知識を身につけたりする。
また、飛行機操縦訓練や、飛行機で不時着したときのことを想定して地上でのサバイバル訓練を実施したりもする。このサバイバル訓練は、海上や氷上でも行われる。
宇宙で必要な訓練には、きぼうの模型やロボットアーム操作訓練設備を用いるなどして、ISSのシステムを学んだり、ロボットアームの操作に習熟したり、宇宙服を着て実際の船外活動に似せた水中での訓練も行われる。
この動画を見ると、宇宙飛行士になるためには、実にさまざまな訓練をこなさなければならないことに驚かされる。ただ、宇宙飛行士候補者のバックボーンはさまざまであり、宇宙飛行士になるという強い意志があれば、こなせる訓練なのではないだろうか。
JAXAクラブは、宇宙航空分野に興味がある人や、将来、宇宙航空の分野で活躍したいと思っている人などに、JAXAの取り組みを分かりやすく紹介し、みんなで宇宙航空分野を盛り上げようという思いと期待を込めて作られたサイト。

JAXAクラブ動画ニュース「星の海を目指せ! 宇宙飛行士訓練」