指定交流「第12回黒船賞(JpnIII)」枠順決定、当日生中継!

2010年03月19日17時01分スポーツ
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指定交流「第12回黒船賞(JpnIII)」(1400m、3月22日、高知)の枠順が発表された。短距離路線の中で、ステップ的な位置づけとなる重賞だ。
出走馬12頭の内訳は、高知3頭、JRA5頭、他地区4頭となっている。JRAの実績馬vs.高知・他地区の好調馬の対決となる。
JRAのスーニは、前走の「フェブラリーステークス(GI)」(1600m、東京)は2.5秒差の9着と大敗しているが、「JBCスプリント(JpnI)」(1400m、名古屋)を0.1秒差で制してJpnI馬となっているように、今は1400mまでが主戦場。2走前の「根岸ステークス(GIII)」(1400m、東京)でも本来の先行力を発揮して0.3秒差の4着と差のないレースを繰り広げており、フェブラリーステークスと「ジャパンカップダート」(1800m、阪神)の敗因は距離にある。ここは、得意の距離で、相手関係から、巻き返しが濃厚。
JRAのミリオンディスクは、3走前の「カペラステークス(GIII)」(1200m、中山)をクビ差制して重賞ウイナーの仲間入りを果たした。2走前の根岸ステークスが0.3秒差6着、前走のフェブラリーステークスが3.1秒差11着と、スーニに少しずつ敗れてはいるが、その差はわずかで逆転も可能な範囲。スーニを見ながら好位でレースできるのも大きい。
JRAのトーセンブライトは、昨年の黒船賞の勝ち馬。明け9歳となるが、昨年暮れに「兵庫ゴールドトロフィー(JpnIII)」(1400m、園田)を0.4秒差で快勝しているように、衰えは全く感じられない。しかも、昨年は指定交流を6戦して、2勝2着2回4着2回と、すべて掲示板に入って連対率も高く保っていた。そう考えれば、ここも好勝負になるはずだ。
JRAのリミットレスビッドは、明けて11歳になるが、昨秋はJBCスプリントで好位から伸びて1.0秒差3着、兵庫ゴールドトロフィーで先行して流れ込んで0.4秒差の2着と、年齢を感じさせない走りを続けている。3か月休んだのは久しぶりだが、休養明けはそれほど苦にしない馬で、ここも、有力馬次第では、上位争いに顔をのぞかせるだろう。
JRAのヴァンクルタテヤマは、兵庫ゴールドトロフィーで果敢に逃げたものの0.6秒差の4着に敗れた。もっとも、これは、58.5kgというトップハンデも響いたもの。叩かれて良化するタイプだけに、3か月ぶりの実戦というのが気になるところだが、実績と実力からは掲示板以上も期待できる。
高知のグランシュヴァリエは、JRAから転入初戦を「報知オールスターカップ」(2100m、川崎)に選んだが、マズルブラスト、クレイアートビュン、ライジングウェーブといった南関東の重賞ウイナーを相手に3角先頭の積極的なレースを展開して0.1秒の2着と健闘した。続く、地元2戦も3角先頭の豪快なレースで1.2秒差の大勝。短い距離は初めてだが、まだ5歳と若く、今の勢いなら大駆けもありうる。
レース当日の模様は、生中継で見ることができる。

「黒船賞」枠順
レース当日の生中継