日清製粉110周年記念CMはスタジオジブリが制作、動画が特設サイトで公開中!
日清製粉の創業110周年を記念する新CMがスタジオジブリによるアニメーションで制作され、3月20日から放送の動画が特設サイトにて公開されている。
「昔から、人と麦は仲良しだったんだよ。」といったフレーズにネコのキャラクターがまったりのんびり動く様子が描かれているこのCMは、全てが筆ペンで描かれたというジブリ初の試みである。”粉”にちなんで「コニャラ」と命名された新キャラクターは、ジブリのプロデューサーで知られる鈴木敏夫(61)氏が描いたものだ。鈴木氏は19日に帝国ホテルで行われたCM発表会見の場で、宮崎駿(69)監督からも「今まで鈴木さんが描いたなかで1番いいよと言われた」と照れながら明かしていた。原画が鈴木氏、絵コンテは宮崎監督の息子である吾郎(43)監督、作画は「崖の上のポニョ」の作画監督の近藤勝也(46)氏が担当するという、豪華なスタッフによるCMが出来上がった。
CMソングを歌うユニット「やもり」は、なんと森山良子(62)と矢野顕子(55)というこれまた豪華メンバーである。今までライブでの共演は数々ある二人だが、揃って楽曲を発表するのは今回が初めてとなる。ジブリの持つ柔らかい雰囲気の絵にあった、可愛らしく温もりのある歌はすぐ歌いたくなるようなフレーズだ。CM曲「ただいまの歌」を含むアルバムは、7月にリリース予定となっている。
1900年に群馬県で館林製粉株式会社として創立されたのが現在の日清製粉の前身となる。創始者の正田貞一郎の孫が美智子皇后であることはあまりにも有名である。創業以来小麦一筋を扱ってきた同社のウェブサイトは、小麦についてのコンテンツがとても充実している。小麦を使ったパスタ・パン・うどん・お菓子などのレシピを始め、フラッシュ動画で見る「バーチャル工場見学」、小麦料理のゲームコンテンツ「こなRPG」、小麦粉を使ったアニメ動画「こなニメーション」など、バラエティに富んだ内容で子どもから大人まで楽しめるサイトとなっている。
今回のCMについても特設サイトを作り、ウェブでの発信にもかなり力を入れているのが伺える。特設サイト内のコンテンツ「そばにいる人」では、鈴木プロデューサーによるCM制作裏話もテキスト連載されている。
日清製粉110周年記念CMは、特設サイトの「てれび」コンテンツで視聴出来る。
百十周年記念 日清製粉グループ