三大女優が熱演した、朝鮮王朝最後の王妃の物語「明成皇后」配信中!
明治維新を経験した日本、ヨーロッパの列強国、そして近代化に遅れた清に囲まれた19世紀の朝鮮にひとりの聡明な少女が嫁いできた。名前を明成皇后という。ドラマ「明成皇后」は、落日に生きた彼女の劇的な生涯を描いた歴史大河ドラマで、ShowTimeが、配信している。
「明成皇后」は、2001~02年に韓国KBSで放映された全124話のドラマで、物語の舞台は19世紀の朝鮮。第26代の高宗王に嫁いだ一人の少女の激動の人生を描いている。
高宗は、政治と妻に全く関心を持たず、宮女や妓生達を相手にした漁色と酒といった放蕩三昧の生活を送っていた。しかし、彼女は、生来の賢さと情報量で、遂には王を振り返らせる。
そして、政治や外国との交渉に王をしのぐ力をふるい、舅・大院君との対立を深めていく。ドラマは、明成皇后と大院君の性格を対比しながら、宿命的な二人の人物の出会いと葛藤・破局を中心に描いている。もちろん、ロマンスの部分も手抜かりなく、高宗を取り巻く女たちに対して感じる明成の嫉妬と、それによる事件なども盛り込まれている。
この作品は、もともとミュージカルだったが、三大女優をキャスティングして連続ドラマに改編した。主人公に抜擢されたのは、幼少期を、「秋の童話」「風の絵師」ムン・グニョン、中期を「愛に狂う」や映画「肩ごしの恋人」の美人女優イ・ミヨン、晩年期を「龍の涙」などのベテラン女優チェ・ミョンギルが演じ分けた。
とくに、これまで清純派のイメージの強かったイ・ミヨンが、権力に固執する女性をうまく具現化して大絶賛を受け、彼女の代表作となった。
当時の、舞台背景や、同じ時代を描いたドラマは、[韓ドラここが知りたい!]にドラマで見る年表や、楽しい読み物があるので参考にされたい。
◆ 作品紹介(現在第2話まで配信中で、毎週金曜日に2話ずつ追加更新)
話数: 全124話
制作: KBS
著作: Copyright©SAMHWA NETWORKS CO., Ltd All rights reserved.
放送年: 2001-2002
監督/演出: ユン・チャンボム、シン・チャンソク
脚本: チョン・ハヨン
出演者: イ・ミヨン、ムン・グニョン、チェ・ミョンギル、イ・ジュン、イ・ジヌ、ユ・ドングン、キム・ヨンリム、チョン・ソンギョン
ショウタイム「明成皇后」