【世界フィギュア選手権】五輪後遺症?キム・ヨナ7位を動画ニュースが分析!真央2位、1位は長洲
バンクーバー冬季五輪で最高の舞台を披露したキム・ヨナ(韓国)が、1ヶ月ぶりの「世界フィギュア選手権大会」ではミスを重ね、60.30点で7位のショートプログラム(SP)最悪のスタートとなった。浅田真央(中京大)は68.08点をマークし2位、日本人の両親を持つ16歳の長洲未来(米国)が70.40点でトップ。安藤美姫(トヨタ自動車)は55.78点で11位。鈴木明子(邦和スポーツランド)も48.36点で20位と大きく出遅れた。フリーは27日に行われる。韓国ではキム・ヨナ不振の原因をオリンピック後遺症として深刻に受け止めている。
動画ニュースでは、キム・ヨナのバンクーバー五輪でたたき出した世界新記録の78.5点から、18点以上低い今大会の60.3点と比べ、五輪以降目標の消えた虚脱感を乗り越えられなかったと、その原因を分析している。渾身の力で勝ち取った五輪の金メダルを手にした後の空虚感と、意欲喪失、新たな挑戦に対する恐れが複合的に作用したとみている。
キム・ヨナはインタビューで、「オリンピック以後集中できず心配をしました。これを回復することができるかというそんな不安感が多かったんです」と胸のうちを明かした。
一方、バンクーバー五輪でキム・ヨナに破れた浅田真央が、2位の成績を出したことも、キム・ヨナの精神的な不安材料になったようだ。さらに、訓練不足ももうひとつの原因とニュースでは紹介している。五輪以降、キム・ヨナは練習を1週間ほどしかしなかったと話している。そういったことが、音楽と一体化する芸術演技に何より必要な集中力もを崩してしまった。
しかし、動画ニュースでは、これまでも他の大会で失敗した経験のあるキム・ヨナだけに、このままで終わるはずはない。フリーでは必ずよい結果がついてくるはずと結んでいる。
浅田真央にとっては、事実上の雪辱戦となる今大会。キム・ヨナに完勝したい浅田にとっても、フリーは復調したヨナと戦いたいと考えているはず。世界中が見守る今大会。フリーでの競技が、世界の二大女王にふさわしい内容になることを期待したい。
キム・ヨナと同じく五輪後遺症なのか、安藤と鈴木の不調も気になる。
YTN「五輪後遺症、最悪の不振原因」