「こころの遺伝子」三國連太郎編を見逃し配信―NHKオンデマンド

2010年03月30日20時25分暮らしと文化
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日本を代表する名優・三國連太郎の俳優人生に迫るNHKの新番組「こころの遺伝子~あなたがいたから~」第1回「自分の好きなように 三國連太郎」が、NHKオンデマンドの見逃し番組サービスに配信されている。視聴料金は315円(税込み)。

「こころの遺伝子」は、様々な分野で活躍する著名人の、“運命の人”を探り出し、影響された言葉や生き方から前向きに生きるヒントを見つけ出そうという、“人”にスポットを当て得た新感覚のトーク・ドキュメンタリーだ。司会は西田敏行と黒崎めぐみアナウンサー。
西田敏行といえば、審査員を務めた昨年の紅白歌合戦で、無期限活動休止に入る絢香の「みんな空の下」で大泣きし、アンジェラ・アキが歌う新番組の主題歌を耳にしただけで、目が潤んでしまうほど涙もろい人物。

第1回は、今年俳優生活60周年を迎える三國連太郎(87)。司会の西田とは映画「釣りバカ日誌」で長年“ハマちゃん・スーさん”コンビでならした仲。西田にとっての“運命の人”でもある。

昭和25年に知人を頼って上京した三國さんは、銀座で「お兄ちゃん、映画に出てみないか」と誘われる。「飯だけ食わせてくれるなら」と訪れた先で出会ったのが、“運命の人”木下恵介監督だった。わずか1時間後、主役への抜擢が決まり、思わぬ形で俳優生活をスタートさせる。その後の俳優人生を、木下監督との関係を軸に再現ドラマを交えて解き明かしていく。
番組冒頭では、木下との運命的な出会いを、ハンカチで目をぬぐいながら「(出会いは)宝みたいなもの」と振り返った三國に、司会の西田もジーン。

「始まったばかりで泣いてしまったら、ずっと泣きっぱなしになってしまう。ここはと思ってこらえたけれど、その後も何度かウルッときましたね。なるべく涙を見せないようにするつもりですが、私の性分ですからこればかりはどうしようもない」とは、西田の弁。

司会が泣いてばかりでは、進行に支障が出かねないから「なるべく泣かないで」とスタッフに釘を刺されて収録に臨んだNHKの新番組「こころの遺伝子」。さあ、スタッフの望みどおりに涙なしで進行できたかどうかは、NHKオンデマンドの見逃し配信でご確認いただきたい。

こころの遺伝子 ~あなたがいたから~ 「自分の好きなように 三國連太郎」 NHKオンデマンド