ノーカット工房、高橋大輔、浅田真央、祝!帰国会見動画-第2日テレ

2010年03月30日22時51分スポーツ
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日本勢として史上初の男女同時金メダルを獲得した高橋大輔(関大大学院)と浅田真央(中京大)が、揃って喜びの帰国会見を開いた。ノーカット工房では、この会見動画の配信を開始した。

日本男子初の金メダリストとなった高橋大輔は、「日本男子としてはじめて金メダルを取ることができて本当に嬉しいと思っています」と偉業を達成した喜びを口にし、「トリノや日本から駆けつけてくれた大勢のファンの皆さんのおかげで金メダルが取れた」と感謝の言葉で、今大会を振り返った。

一方、トリノでは悔いの残る滑りとなってしまった浅田真央も、「シーズン最後の試合で自分の一番良い演技と、金メダルを取ることができてすごくうれしいです。シーズン前半あまり調子がよくなかったところで、たくさんの人から励ましやアドバイスをもらって乗り越えられたと思っています」と、念願の金メダルを手にした喜びと、感謝の言葉を口にした。

シーズン最後の世界大会で、金メダルを勝ち取った二人に共通するのは、ともに得意のジャンプにこだわった点。難易度を落としたジャンプでも、金メダルを狙える位置にいた二人が、あえて、超難易度級のジャンプに挑戦したことに対してそれぞれ次のように語っている。

高橋は、「大会では、ギリギリまで4回転の練習ができていなくて回避しようかとも思ったんですが、今まで4回転を跳び続けてやらないのは、自分の中でも負けず嫌いという部分が出てしまいましたし、来シーズンに向けて調整してみたいと思ったので」と、早くも来シーズンに向けての決意を口にした。

浅田も、「ずっとトリプルアクセルを初戦からプログラムに入れてきて、今、試合が全て終わって自分でも納得してやってよかったなと思っています。トリプルアクセルは、自分の中でも大きなものなので、来シーズンも入れて生きたいなと思っています」と、これまた来シーズンに向けての豊富を語っている。

五輪に向けて最高のコンディションを作り上げメダルを手にした二人が、1ヶ月足らずの調整期間で、モチベーションを落とすことなく順位を上げて金メダルを胸に抱いた。さらに、帰国会見ですぐに来シーズンに向けての心意気を語るとは、まったくこの二人の精神力の強さはどこから来ているのだろう。
ガラスの心臓といわれた高橋。自らムラがあると言う浅田。この二人にとって厳しかった今シーズンは、二人の精神面も大きく成長させたようだ。

「宝くじは買わなければ当たらない!」高橋を支えたコーチの言葉だ。「やってみなければチャンスはつかめない」そんなパワーがもらえる素晴らしい会見だった。

高橋大輔選手、浅田真央選手、金メダルおめでとう!

ノーカット工房「世界選手権で優勝した高橋・浅田遼選手会見