サントリー、「DAKARA」をリニューアルし、天海祐希、新・三兄弟(?)ダチョウ倶楽部出演TVCMなどを公開

2010年04月20日12時55分商品・CM
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サントリー食品は、「サントリー ライフパートナー DAKARA」の4月20日からのリニューアルに伴い、新TVCM「新・三兄弟?」篇(15秒・30秒)、メイキングムービー、インタビューを公開した。
TVCMは、2008年4月の第1弾のオンエアから、オフィス、温泉や宴会場などを舞台に、女優の天海祐希と、現代人が食生活でついつい摂りすぎてしまう<脂肪・糖分・塩分>を擬人化した「余分三兄弟」とのユニークな掛け合いが好評を博している。
第8弾となる今回は、中味・パッケージともに一新した「DAKARA」のリニューアルに伴い、ダチョウ倶楽部が「余分三兄弟」さながらに<脂肪・糖分・塩分>を名乗り、天海祐希の前に“余分ダチョウ倶楽部”として登場。
これまでクールな視線とするどいツッコミで「余分三兄弟」を追い払ってきた天海祐希と、突如現れた余分ダチョウ倶楽部によるギャグとツッコミの掛け合いと、まさかのどんでん返しのストーリーで、新しくなった同飲料の登場を印象的に訴求する。
CMストーリーは、天海祐希がオフィス近くの広場で同僚とランチ中、DAKARAを飲もうと手にとると、新しくなっていることに気づき、「あっ、DAKARAが新しくなった」とつぶやく。
すると、背後からの「僕らも新しくなりました!」という声に振り返ると、そこに立っていたのはいつもの余分三兄弟かと思いきや、何とダチョウ倶楽部の3人。
「脂肪です!」(寺門ジモン)、「糖分です!」(上島竜兵)、「塩分です!」(肥後克広)と勢いよく名乗りを上げ、最後は全員で「余分ダチョウ倶楽部、ヤーッ!」と、お馴染みの決めポーズを披露する。
ところが、天海祐希はいっこうに驚いた様子を見せず、それがどうしたと言わんばかりに、「で?」と冷たい視線を向ける。
あわてた3人は、「ムッシュムラムラ」、「バリケード~!」、「じゃあ帰りますよ!」(肥後克広)、「いやいやいや俺が帰るよ!」(寺門ジモン)、「じゃあ俺が帰る」(上島竜兵)、「どうぞどうぞ!」(肥後克広、寺門ジモン)と、爆笑ギャグを連発するが、天海祐希は無反応。
3人は極め付けとして、「ワン」(肥後克広)、「ツー」(寺門ジモン)、「3D」(上島竜兵)と、渾身の新ギャグまで繰り出すが、天海祐希から「前の三兄弟がよかったな」と決定的なダメ出しが入る。
次の瞬間、3人が「ですよね!」と喜びの声を上げ、余分ダチョウ倶楽部の顔面マスクをはがすと、いつもの面々が「余分三兄弟!」と声をそろえて登場。天海祐希が、「いい加減にしろよ」と鋭くツッコミを入れる。
天海祐希が新しくなった同飲料をおいしそうに飲むと、余分三兄弟は立ち乗り電動自転車の「セグウェイ」に乗って退場。最後は「さよなら 余分三兄弟! DAKARA♪」と、新しくなったサウンドロゴとともに、天海祐希の「ミネラルイン!」というナレーションでミネラルが入っていることを訴求して締めくくる。
撮影は、東京都近郊のとある公共施設内の広場で行われた。約半年ぷりの撮影ながら、天海祐希の余分三兄弟に対するクールな表情の中にもユーモアを織り交ぜた絶妙のお芝居は今回も健在。あまりの鋭いツッコミに余分三兄弟が本当にうろたえるなど、撮影開始早々から大いに盛り上がる。
当初は、やや緊張した様子のダチョウ倶楽部だったが、ファーストテイク後、天海祐希から「ものすごく嬉しいですね、(ヤーッ!の決めポーズが)私に向けてるっていう感じで!」と、感動の声が上がると、とたんに緊張がほぐれた様子で、セリフをミスしてしまった上島竜兵に「お前、今噛んだだろ?」と肥後克広と寺門ジモンが同時にツッコミを入れるなど、お笑いムード全開。
CMの見どころのひとつである、ダチョウ倶楽部が繰り出すギャグに対し、天海祐希が無反応・無関心を装うというシーンの撮影に入ると、寺門ジモンの「僕らがいろいろやっても笑わないで下さいね」というプレッシャーに対し、天海祐希は「大丈夫です、まかせてください!」と答える。
「ムッシュムラムラ」、「わっしょいわっしょい」など、定番のギャグを連発する3人に、周りのスタッフは下を向いたり、口を手でおさえたり、とにかく笑いをこらえるのに必死なのに、天海祐希は、カットがかかると込み上げる笑いをかみしめるものの、カメラが回っている間は冷めた視線と淡々としたリアクションをとり続け、一瞬たりとも表情を緩めない。
その集中力と演技力には、「あんなに間近でネタを見て笑わないでいられるなんてスゴイ!」と、スタッフから称賛の声が上がっていた。
監督からのリクエストで、急遽、アドリブでダチョウ倶楽部のギャグとそれに対する天海祐希のリアクションを撮り続けることになり、「帰って!」、「うるさい!」、「余分なの!」などの天海祐希の予期せぬツッコミをうまくとらえて繰り出すギャクは圧巻。
ついには、天海祐希の「笑わない」鉄壁の演技を前に、「ワン」(肥後克広)、「ツー」(寺門ジモン)、「3D」(上島竜兵)という新ギャクも飛び出す。これには天海祐希も、「素になって笑いそうになってしまいました。本当にステキです。新ギャグがDAKARAから生まれるなんて嬉しいですね!」と絶賛。
20年以上に渡り、お笑い界の第一線で活躍しているダチョウ倶楽部の笑いの底力に、現場は何度も歓声と拍手が沸き起こった。
ダチョウ倶楽部がマスクをはがすシーンは、場面が一気に転換するCMのカギとなる部分だけに、顔の向きや、はがす時の腕の動き、スピードなど、三兄弟全員の息がピタリとそろうまで何度も繰り返した。
撮影テイク数はおよそ30回を数え、マスクをはがす度に、髪やメガネを整え直すなど、細部にこだわって撮影される。マスクは、美術スタッフがダチョウ倶楽部の写真をもとに、約1週間で制作したもので、素材には極薄の液体ゴムが使われている。
シワや肌の質感など細かく再現されており、ダチョウ倶楽部も、「うわ、似てるわ~」などと自分のマスクを手に取り、その出来映えの良さに驚いていた。
余分三兄弟の退場シーンには、従来の作品と変化をつけるべく、立ち乗り電動二輪車のセグウェイを採用。簡単な体重移動だけで操作可能なセグウェイだが、天海祐希のいる後方に視線を向けたまま、3人で隊列を組んで退場するという難しい動きが要求されるため、インストラクター立ち会いのもと、撮影前日にみっちり2時間、練習してから本番に臨んだ。
そのかいあって、タイミングや3台のセグウェイの間隔を微調整し、20回のテイクを経て、天海祐希に一蹴されて退場するコミカルなシーンが完成した。
こうした様子をメイキングムービーで、4人のCMについての感想をインタビューで、それぞれたっぷりと見ることができる。

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