今秋公開の映画、男女逆転の宮廷絵巻「大奥」で、主演の嵐・二宮和也（26）が始めて“ちょんまげ姿”を披露した。映画オフィシャルサイト特報では、その美しすぎるちょんまげ姿の二宮が収録されたPVも公開されている。

「大奥」は、徳川の時代、男だけを襲う謎の疫病で日本は8割の男が死亡、全ての要職は女性が占め、男が体を売る男女逆転の浮世物語。これまでの大奥とはまるで逆転の発想の歴史絵巻は、隔月刊誌「MELODY」（白泉社）に連載されている、よしながふみの少女漫画が原作。この作品で、嵐の二宮が始めて時代劇に挑戦するとあって早くから注目を浴びていた映画だ。（2月のナビコンニュースでも紹介）監督は、金子文紀。美しき3000人の美男が仕える将軍には柴咲コウ（28）。

二宮が演じるのは男女の役割が逆転した江戸の大奥で、柴咲演じる、8代将軍・吉宗に仕える水野祐之進の役。今月15日からは撮影もスタートしており、二宮は、初めてのカツラの着け心地について「快適ですよ…初の時代劇で新鮮に映るかな。衣装も本当に豪華になっていくと感じた」と手ごたえも充分でご満悦の様子。

端正な顔立ちの二宮のこと、時代劇は似合うとは想像していたが、小顔の二宮の“ちょんまげ”は想像以上に美しい。確かな演技力で定評のある二宮が、これまで時代劇を経験していなかったのが不思議なくらいのぴったり感だ。

二宮と柴咲以外のキャストも発表され、水野の恋人役に堀北真希（21）、母親役で倍賞美津子（63）、大奥の総取締役で佐々木蔵之介（42）となんとも豪華な顔ぶれ。映画サイトの人物相関図に、漫画の似顔絵と一緒に演じる俳優陣の名前が発表されている。似顔絵をクリックすると詳しい人物紹介と演じる俳優たちのコメントも見られる。二宮は、柴崎のことを「お芝居のうまいと思えるひとと、一緒にできるって言うのはとても幸せな現場だなぁっと。今から楽しみにしております！」とコメントしている。

このところ、「草食系男子」「四角形男子」と話題になった男子ブームだが、どうやらこの秋は「男女の逆転」がキーワードとなりそうだ。演技派が勢ぞろいした映画「大奥」は、2010年10月1日公開予定。

映画「大奥」