この春の改編で単独番組として復活した「スーパーサッカーJ」のチーフプロデューサー・名鏡康夫へのインタビュー動画が公開されている。Jリーグが発足した1993年から続くサッカー専門番組としてファンに長年親しまれているこの番組からは三井ゆりや白石美帆といった女性サブキャスターも評判となるなど、Jリーグ人気が最盛を誇る時期からサッカー情報の発信拠点として中心的な役割を果たす番組であった。昨年の改編では週末型スポーツ情報番組の「S☆1」の関連コーナーという状態で放送されたが、4月から単独番組としてリニューアルを果たし、サッカーファンを喜ばせている。

新体制の同番組は、引き続きメインキャスターが加藤浩次、女性サブは枡田絵理奈、コメンテーターの小倉隆史に加えてタレントの木下優樹菜が新加入する布陣となる。加藤がTBSのサッカー番組で司会を務めるのは今年で丸10年にもなり、司会業で成功を収めている加藤の出発点となった番組でもある。このインタビューでは、現在ではみのもんた以来となる全曜日に全国放送のレギュラーを持つ程忙しい身ながらもサッカー観戦は一貫して欠かさないという加藤の様子や番組にかける姿勢なども語られている。今回、番組タイトルに新たに「J」が加わったことに、日本国内におけるサッカーニュースをより充実させようという狙いがある。一般報道番組内のスポーツコーナーでは取り上げきれないJ2の情報なども細かに伝え、日本のサッカーを後押しする姿勢も見せる。
土曜深夜の定番だった同番組も金曜深夜へと移動し、Jリーグを中心としながらも世界サッカーの話題もバランスよく交え、Jリーグの特命PR部長に任命された木下を起用してサッカー観戦初心者への間口も広げる企画を盛り込んだ内容となっている。サッカー中継における副音声の役割も、ちょっと興味がある程度の人でも分かりやすい番組となるための企画としてPRしている。

「スーパーサッカーJ」のプロデューサーインタビュー動画は、テレビドガッチのコンテンツ「つくるひと」で視聴出来る。

つくるひと～制作者に聞く舞台裏～