シャープ、4原色技術を採用した液晶テレビ「AQUOS クアトロン」を発売、動画で解説

2010年05月31日17時02分商品・CM
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AQUOS クアトロン 3D

シャープは、4原色技術を採用した3D対応の液晶テレビ「AQUOS クアトロン 3D」LVシリーズ4機種(オープン価格)を7月30日に発売する。
また、2D映像を色鮮やかに表現する高画質モデル「AQUOS クアトロン」LXシリーズ4機種(同)、XFシリーズ2機種(同)も7月20日と7月1日に発売する。
従来の3原色(赤・緑・青)に、黄色のサブピクセルを新たに加えて表示する4原色技術を採用。従来では表現できなかった色域まで表現範囲が広がり、黄金のきらめきやひまわりの黄色などを鮮やかに映し出す。シアンの色表現力も高まり、エメラルドグリーンの海の透明感も鮮やかに再現できる。
4原色技術は光の利用効率が向上するので明るい映像を表示でき、光源となるLEDバックライトに含まれる黄色の波長成分を効率よく使えるため、明るさを確保しながら業界No.1の省エネを実現した。
また、従来の3原色では、ピクセルを組み合わせて映像を表示していたが、4原色技術では、赤、緑、青、黄の各々のサブピクセルを組み合わせて映像を表示する「フルハイプラス」エンジンを搭載。
従来の約1.3倍(約829万個)のサブピクセルを組み合わせて表示することで、フルハイビジョンの映像がさらにきめ細かく滑らかに表現できる。
従来の3Dテレビは「画面が暗い」という課題があったが、4原色技術により、3原色パネルに比べて、約1.8倍の画面輝度を実現。専用メガネを通しても明るくクリアな映像を再現し、高コントラストな臨場感あふれる3D映像が楽しめる。
また、3D表示を行うために、従来は2本の信号ラインで液晶を高速駆動していたが、1本の信号ラインだけで液晶を高速駆動させる同社独自の「FRED技術」を採用。液晶パネル内の配線や部品が少なく、光利用効率も向上させた。
3D映像は、左右の映像を交互に表示するため、左右それぞれに前の映像が重なってしまう3D特有のクロストーク(2重映り現象)が発生しやすくなる。高速応答性に優れた「UV2A技術」に加え、FRED技術により、左右の映像を倍速表示(合計4倍速)することにより、クロストークを極めて少なくした。
また、3D映像を表示する際は、「スキャニングLEDバックライト技術」により、バックライトを高速でオン/オフ制御し分割駆動を行い、目の残像感を低減しクロストークの発生を抑える。
ハイビジョンビデオカメラやデジタルカメラなど3Dで撮影されていない映像などを、手軽に3D映像として楽しむこともできる。2D映像を視聴しているときにリモコンの「3D」ボタンを押すと、テレビが映像シーンを分析して擬似的な3D映像を表示する。
さらに、業界で初めて3Dメガネに「3D→2D変換」機能を搭載し、掛け心地や使い勝手にもこだわった専用の3Dメガネを1個同梱。3D映像表示時でも、メガネのボタンを押すと2D映像として視聴できる。
LXシリーズは、豊かな色表現力で2D映像を鮮やかに再現できる高画質・高音質モデル。
XFシリーズは、エッジ式LEDバックライトシステムを搭載し、スタイリッシュなフルフラットデザイン(薄さ3.9cm)を実現した高画質・薄型モデル。
スペシャルコンテンツでは、同社の4原色技術、3D液晶技術、UV2A技術について、動画で解説を見ることができる。
4原色技術では、4原色で広がる新しい映像世界、4原色だから活きるシャープの省エネ技術を動きのある映像で解説する。
3D液晶技術では、3D映像のしくみ、大画面3D、モバイル3Dを映像で解説し、常務執行役員で研究開発本部長の水嶋繁光のインタビュー動画も見られる。
UV2A技術では、液晶の性能を一気に高める革新、液晶分子制御の革新、配向技術の革新を映像で解説する。

スペシャルコンテンツ「4原色技術クアトロンのご紹介」
スペシャルコンテンツ「3D映像のしくみと表示方式」
スペシャルコンテンツ「UV2A技術」