任天堂、「E3」で「ニンテンドー3DS」を公式発表、対応タイトルの動画も公開

2010年06月16日09時25分商品・CM
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任天堂は、現地時間6月15~17日までアメリカ・ロサンジェルスで開催される「Electronic Entertainment Expo(E3)」で行われた同社のプレゼンテーションで「ニンテンドー3DS」を公式発表し、対応タイトルも公開した。発売日と価格は、後日、発表される。
本体概要は、以下のとおりで、外観とサイズはほぼ「ニンテンドーDSi」を踏襲したものになっており、スライドパッドを追加したのが目新しいところだ。

サイズ: 横約134mm、縦約74mm、厚さ約21mm(閉じた状態)。
重量: 約230g。
上画面: 3.53インチ。裸眼立体視機能つきワイド液晶。800×240ピクセル(横800ピクセルを左目用・右目用交互にそれぞれ400ピクセル割り当てることで、立体表現が可能)。
下画面: 3.02インチ。タッチ入力可能。320×240ピクセル。
カメラ: 内カメラ1個/外カメラ2個。解像度はいずれも640×480(0.3メガピクセル)。
無線通信: 2.4GHz。ニンテンドー3DS同士の対戦プレイが可能。無線LANアクセスポイント経由でインターネットに接続可能(セキュリティーを強化(WPA/WPA2)したIEEE802.11対応予定)。ユーザーが能動的な操作を行わなくても、スリープ時に自動でニンテンドー3DS同士でデータを交換したり、インターネットからデータを受信する機能をシステムでサポート。
入力: A/B/X/Yボタン、十字ボタン、L/Rボタン、スタート/セレクトボタン。スライドパッド(360度のアナログ入力可能)。タッチスクリーン。内蔵マイク。カメラ。モーションセンサー。ジャイロセンサー。
その他: 3Dボリュームは、3D表示の立体深度をスムーズに変更可能。HOMEボタンは、本体に内蔵される機能を呼び出す。無線スイッチは、ゲーム中でも無線をオフすることが可能。電源ボタン。
コネクタ: ゲームカードスロット。SDメモリーカードスロット。ACアダプタ接続端子。充電端子。ヘッドホン接続端子。
サウンド: 上画面左右のステレオスピーカー。
タッチペン: 伸縮可能(伸ばした状態で約10cm)。
バッテリー: リチウムイオンバッテリー。
ゲームカード: ニンテンドー3DS専用のゲームカード。サイズはDSカードと同等。容量は発売時点では最大2ギガバイト。

対応タイトルは、任天堂が、「新・光神話 パルテナの鏡」、「nintendogs + cats」、「Mario Kart」、「PilotWings Resort」、「Animal Crossing」、「StarFox 64 3D」、「Steel Diver」、「Paper Mario」と人気ブランドを中心とした構成になっている。
このうち、新・光神話 パルテナの鏡は動画が公開されており、3Dらしい映像を楽しむことができる。また、同社のタイトルにしては、ボイスがふんだんに盛り込まれているのも目新しいところで、ハードの性能の高さがうかがい知れる。
サードパーティは、以下のとおり。
「CODENAME: Chocobo Racing 3D」(スクウェア・エニックス)。
「DEAD OR ALIVE 3D」(コーエーテクモゲームス)。
「HIDEO KOJIMA'S METAL GEAR SOLID SNAKE EATER 3D "The NAKED Sample"」(コナミデジタルエンタテインメント)。
「KINGDOM HEARTS 3D demo」(スクウェア・エニックス)。
「Professor Layton and the Mask of Miracle」(レベルファイブ)。
「RESIDENT EVIL REVELATIONS」(カプコン)。
「RIDGE RACER」(バンダイナムコゲームス)。
「SAMURAI WARRIORS 3D」(コーエーテクモゲームス)。
「SUPER STREET FIGHTER IV 3D Edition」(カプコン)。
サードパーティも、日本を代表するメーカーが、それぞれの象徴ともいえるタイトルを用意してきた。RESIDENT EVIL REVELATIONSは「バイオハザード」、SAMURAI WARRIORS 3Dは「戦国無双」。
なお、プレゼンテーションの録画配信(ビデオオンデマンド)も行われている。

任天堂「E3 2010情報」ニンテンドー3DS