日産GT-Rがフル参戦、FIA GT1世界選手権第4戦をライブ中継

2010年07月03日11時20分スポーツ
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「FIA GT選手権」は、2010年から「FIA GT1世界選手権」と名前を変えて世界規模で行われているが、日本からは日産の「GT-R」がフル参戦し、その第4戦ポールリカールの決勝レースがライブ中継される。
同選手権には、アストンマーティンDB9、コルベットZ06、フォードGTマテック、ランボルギーニ・ムルシエラゴ670R-S、マセラティMC12、日産GT-Rが、各2チーム各2台、合計24台参戦する。
同選手権は、アブダビのヤスマリーナサーキットで開幕し、ヨーロッパ、南アフリカ、南アメリカを転戦して全10戦で争われる。
レースは、「スパ24時間レース」を除き、通常は3日間開催となり、金曜日がフリープラクティスとプリクオリファイ、土曜日が24台→16台→8台と絞られていく3度のクオリファイセッションとクオリファイレース(60分)、日曜日がクオリファイレースの結果によってグリッドが決まるチャンピオンシップレース(60分)。また、レースでは、1回のタイヤ交換とドライバー交代のためのピットストップが義務付けられる。
ポイントは、クオリファイレースが1位3ポイント、2位2ポイント、3位1ポイント。チャンピオンシップレースが1位10ポイント、2位8ポイント、3位6ポイント、4位5ポイント、5位4ポイント、6位3ポイント、7位2ポイント、8位1ポイント。このポイントにより、ドライバーとチームの世界選手権を競う。
また、レースの結果により、以下のようなウエイトハンデが課される。1位+40kg、2位+30kg、3位+20kg、4位+10kg、5位±0kg、6位-10 kg、7位-20kg、8位-30kg、9位-40kg。このウエイトハンデは、最高で100kgまでとなる。
第1戦アブダビでは、フォードGTマテックが優勝、コルベットZ06が2、3位に入り、日産GT-Rは性能調整のためのウエイトハンデにも苦しみ12、14、16、21位と振るわなかった。
第2戦シルバーストンは、GT-Rは車両重量50kg減となり戦闘力が向上。決勝を3位でフィニッシュし、1位が失格、2位がペナルティを課せられたことで繰り上がり、2戦目にして初優勝を挙げた。残りの3台は、9、17、19位。
第3戦ブルノは、フォードGTマテックが優勝、GT-Rは3位に食い込んだ。残りの3台は、10、15、17位。
第4戦は、クオリファイレースはグリニッジ標準時7月3日15時15分、チャンピオンシップレースは7月4日12時スタートで、「GT1 TV」でライブ中継される。
日本では、前者が7月3日23時ごろ、後者が7月4日19時45分ごろから放送が始まる見込みだが、放送時間は流動的なので、早めに見始めるようにしたい。
なお、ライブ中継がない時間帯でも過去のレースビデオなどが流されるので、事前にこれまでの流れを回顧することができる。

FIA GT1世界選手権オフィシャルサイト「GT1 TV」