鬼才スタンリー・キューブリック監督の傑作SF「2001年宇宙の旅」無料配信開始!

2010年07月09日13時43分映画
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木星探査に向かう5人の科学者たちを乗せた宇宙船ディスカバリー号!彼らはそこで何を体験するのか? アーサー・C・クラークの原作を基に、鬼才スタンリー・キューブリック監督によるSF映画「2001年宇宙の旅」を、GyaO!が本日9日(金)より無料配信を開始した。

遙か昔、突然現れた謎の物体により猿人は武器を持つようになった。時が流れ、未来では月で発見された謎の物体モノリスが発見される。その18ヶ月後、木星探査計画のためボーマンを船長とする5人のクルーと、人工知能HAL9000が宇宙船ディスカバリー号に搭乗していた。だが飛行の途中でHALが宇宙船の故障を察知して…。

「2001年宇宙の旅」は、科学小説作家アーサー・C・クラークと「博士の異常な愛情」のスタンリー・キューブリックが製作・監督したSFで、撮影は「オセロ」のジョフリー・アンスワース、補助撮影はジョン・オルコットが担当した。しかし、特殊撮影効果のすべてはキューブリックが考案、監督のもとに行われたもので、それまでのSF映画に対する認識を根底から覆すような高品質な作品に仕上がった。このSFX技術などの特殊視覚効果賞部門で、アカデミー賞を受賞している。本作が、今のSF映画全てに影響を与えたと言っても過言ではないだろう。

また、全編にわたってクラシック音楽を使用したことも大きな話題を呼んだ。これまでのSF映画では、未来的イメージの電子音楽などが用いられることが多かったが、重厚な映像とクラシック音楽という鮮烈な使い方も、その後の映画でオーケストラ音楽が主流になるきっかけを作った作品としても特筆しておきたい。
謎を呼ぶラストなど、一度は見ておきたい作品だ。

またGyaO!では、7月30日よりアーサー・C・クラークが「2001年宇宙の旅」の続編として執筆した小説を映画化した「2010年」も配信する。(配信期間 2010年7月30日(金)~2010年11月29日(月))。
「2001年宇宙の旅」の謎に迫る意味でも欠かせない作品となっているので、あわせてご覧になることをぜひともオススメしたい。

◆「2001年宇宙の旅」(1968年 / アメリカ・イギリス)
・監督・脚本:スタンリー・キューブリック
・原作・脚本:アーサー・C・クラーク
・出演:ケア・デュリア、ゲイリー・ロックウッド、ウィリアム・シルベスター、
 ダニエル・リクター ほか
・配信期間 2010年7月9日(金)~2010年11月8日(月)

GyaO! 映画「2001年宇宙の旅」