情報通信白書の電子書籍版を発売、官公庁発行物では初―ぎょうせい

2010年07月16日18時32分iPad
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官庁刊行物などを発売するぎょうせいは7月16日、総務省刊行の平成22年版情報通信白書(発行元・ぎょうせい)の電子版を、電子書籍プロバイダーのパブーを通じてリリースした。販売価格は1300円。ePubファイル方式で配布され、iPadではiBooksを介して購読できる。官公庁発行の白書が電子書籍化されるのはこれが初めてという。

今年の情報通信白書では、特集テーマを「ICTの利活用による持続的な成長の実現」に設定。ICT(情報コミュニケーション技術)がもたらす「国民生活の質の向上」「環境問題への貢献」「経済成長に対する効果」を解説し、地域活性化や経済発展の道筋を説く内容となっている。また、通信、放送、インターネットなど電気通信市場野生作の最新動向を紹介している。

各省庁が出す白書などの刊行物はとかく分厚い傾向が強く、一方で全誌面に目を通す需要はあまりないという矛盾がある。その意味で、書籍の重量に左右されず、目的の箇所にダイレクトにアクセスしやすい電子書籍の性質はこの手の刊行物にうってつけな手段と言えるだろう。

平成22年版 情報通信白書(電子書籍版 : ePub) パブー