昨年9月にオープンした「ルイ・ヴィトンの森」に関連するイベントに坂本龍一ら文化人を招いたシンポジウムを開催、USTREAM配信が決定した。これはラグジュアリーブランドのルイ・ヴィトン社が取り組む環境プロジェクトの一環で、坂本が創立した「more trees 」を全面バックアップして行われているものである。

「more trees」は国内外で森林再生活動を展開している一般社団法人で、その5つ目の活動として行われたのが「ルイ・ヴィトンの森」を長野県小諸市の浅間山山麓に作るというものだった。「more trees 」はこれまでに高知県中土佐町、高知県梼原町、北海道下川町、フィリピン・キリノ州にて取り組みを行っている。
シンポジウムでは坂本に加えて現代美術作家の束芋、建築家の永山祐子らがパネリストとして「自然観」「クリエイティビリティ」「未来」をテーマに語る内容となる。
ルイ・ヴィトンジャパンでは公式イベントでのUSTREAM導入は今回が初めてとなる。先頃、このイベントに関連して開設されたルイ・ヴィトンジャパンの公式twitter( @louisvuitton_jp )で詳細が告知された。

この活動のスタートはルイ・ヴィトン社の5代目当主パトリック・ルイ・ヴィトンが「more trees」の活動に強く賛同の意を表した事にある。自然に優しい倉庫の建設や輸送には航空機より船便を使うなど、環境に配慮する取り組みを長年行ってきた同社だからこそのプロジェクト参加と言える。トップブランドが負う社会的責任として今後も環境問題に取り組む姿勢を顕著に表明し、それを日本でアピールするパートナーに坂本が選ばれたという事になる。最近では音楽活動以外でも活躍を見せる坂本の一面として、ファンも多いに注目を寄せている。

特別シンポジウム「美しい未来の地球に向けて…」は7月30日（金）18時30分から中継スタート。



特別シンポジウム　「美しい未来の地球に向けて」