日米安全保障条約改定から50年を振り返るETV特集シリーズ「安保とその時代」第1回予告動画-NHK

2010年08月01日07時52分社会
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8月1日から4回に渡ってNHK教育テレビのETV特集でシリーズ「安保とその時代」を放送、第1回の予告動画が公開されている。今年は日米安全保障条約の改定から50年という年であり、これまで日本人が安保とどう向き合ってきたかを描いていく。

第1回では今年の6月にアメリカ・サンフランシスコ郊外にある旧アメリカ陸軍クラブで行われた日米安保改定50周年を記念する式典を取材する。この場所は1951年の9月8日に旧安保の調印が行われた場所でもある。
当時からこの同盟は「冷戦の賜(たまもの)」とする見方があり、この回では条約締結時の日本と世界が置かれていた冷戦構造を世界最新の研究や一次資料などから読み解いていく。
現在の日米関係を語る上で外す事のできない現行安保の前身となった条約は、どのようにして、どんな思惑で締結されたかの基本を知る事が第1回だ。
番組では、当時の日本でどのような考えがあったかを証言する当事者たちも出演する。1949年に発足した識者ら50人が集って発足した「平和問題談話会」のメンバーであった国際基督教大学名誉教授の武田清子さん(93歳)のコメントも聞ける貴重な内容となる。当事者の高齢化で証言が希少となる中、こうした記録映像化するという試みは後世へとっても有意義なものである。

今の日本には「60年安保」といっても当時大騒動があった程度にしか認識が無い世代が多い。当時を知る世代も時代と共に何故あの時代に問題となったのかを再度確認する意味も含め、節目の年に再検証するという意義のあるシリーズとなる。
今月は翌週8日に第2回「”改定”への道のり」を放送、続く第3、4回は9月の放送となる。

ETV特集シリーズ「安保とその時代」第1回「日米安保を生んだ"冷戦"」は1日(日)教育でよる10時から放送。番組予告動画はNHKテレマップMOVIEで視聴出来る。


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