富士フイルム、3Dデジタルカメラ「FinePix REAL 3D W3」を発売、佐々木希出演TVCMも先行公開

2010年08月17日14時06分 
(2010年08月17日16時58分
更新)
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富士フイルムは、3Dデジタルカメラ「FinePix REAL 3D W3」(オープン価格)を9月4日から発売する。
同社は、世界初の3Dデジタルカメラ「FinePix REAL 3D W1」を開発し、「FUJIFILM FinePix REAL 3D System」として昨年8月から販売しており、シャッターを押すだけで誰でも簡単に高画質で自然な3D映像が撮影でき、背面の液晶モニターで専用メガネを使わずに観賞できる画期的な製品として大きな反響を得た。
第2弾のW3は、2つの有効画素数1000万画素CCDと、2つのフジノン光学式3倍ズームレンズ、画像処理能力を向上させた新開発「リアルフォトエンジン3D HD」を搭載。
左右2組の撮像システムから、焦点・明るさ・色調などが均一な画像を取り込んで瞬時に3D映像に合成。カメラまかせのオートモードで、誰でも簡単に高画質で自然な3Dハイビジョン動画や静止画を撮影できる。
動画音声は、その場の臨場感をそのまま記録することのできるステレオ記録方式を採用。立体感の強弱度合いを調整できる「視差調整機能」を搭載した。光軸も、2つのレンズユニットをマウントするステンレスフレームを採用して高精度で保持した。
液晶は、微細な凸レンズを並べることで両眼視差を生み立体感を感じさせるレンチキュラーレンズ方式の3D液晶を採用。画面のちらつきやクロストーク(2重写り)を低減させた。
また、3.5型ワイド、高精細115万ドット、WVGA解像度で細部までクリアに描写。明るさは従来比約1.5倍、色を再現できる領域を表す色再現性は従来比約1.8倍に拡大し、より色鮮やかで美しい3D映像が楽しめる。
映像出力は、HDMI1.4(3D)に対応。ハイビジョンテレビにHDMIケーブルをつなぐだけで、自分で撮影したオリジナルの3D映像を大画面で再生でき、臨場感ある迫力の映像が体験できる。3Dパソコンでの再生や3Dプロジェクターを使った表示も可能。
高速赤外線通信(IrSimple/IrSS)にも対応しており、3Dビューワー「FinePix REAL 3D V1」のほか、高速赤外線通信対応テレビへ撮影した3D静止画をワイヤレスで転送することもできる。
同梱の画像ビュアーソフトウェア「MyFinePix Studio」は、撮影した3D動画をカットしたり、つなげたりして編集できる。YouTube 3D対応サイトへアップロードできるファイル形式への変換も行える。
全く同じタイミングで2枚の異なる画像が得られる「ツインカメラモード」も搭載。
「テレ/ワイド同時撮り」は、2つのレンズの設定を変え、被写体をズームアップした画像とワイドな画像を同時に撮影する機能。
「2カラー同時撮り」は、2つの信号処理の設定を変え、同じシーンでも色調(スタンダード、色鮮やかなクローム、モノクロ)の異なる2枚の画像を撮影する機能。
「高/低感度同時撮り」は、2つの撮影システムの感度設定を変え、シャッタースピードの異なる2枚を同時に撮影する機能。ニュアンスの異なる画像を2枚残すことができる。
それ以外にも、13種類のシーンポジション、連写、マニュアル撮影、絞り優先、プログラムモードなど豊富な撮影機能を搭載し、2Dはもちろん3D撮影でも、撮影者の意図を反映した表現が行える。約38cmまでの近接3D撮影にも対応する。
シーンに合わせてフラッシュの発光量を自動で調整するスーパーiフラッシュ、オート撮影よりも自由度が高く高度な3D撮影が可能な「アドバンスド3Dモード」、異なる角度から2D撮影を2回行って1枚の3D画像に合成する「3D2回撮り」、撮影者が移動しながら視点の異なる2枚を連写することで超遠景を立体的に写し出すことができる「3D時間差撮り」なども搭載する。
スペシャルサイトでは、3Dのイメージ映像を見ることができるほか、9月4日からは3Dサンプルをダウンロードすることもできる。
カタログサイトでは、佐々木希が出演するTVCMを9月4日からの放映に先駆けて公開している。
撮影現場で佐々木希は、専用メガネを使わずに、その場で3D映像を鑑賞できることにまず驚き、初めての3D映像体験に、「凄い!凄い!」と驚きの声を連発、臨場感のある3D映像に目線が釘付けとなっていた。また、愛犬家としても知られるだけに、「プライベートでは愛犬を撮影してみたい」と言っていたそうだ。

テレビCM
富士フイルム「FinePix REAL 3D W3」スペシャルサイト
富士フイルム「FinePix REAL 3D W3」カタログサイト