iPodにこめた太一への想い…「美丘」感動の最終回を予告動画とあらすじでチェック!-日テレ

2010年09月18日03時25分ドラマ
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容態が急変し、集中治療室に運び込まれた美丘は、高梨(谷原章介)の処置により危険な状態は脱したものの、予断を許さない日々が続いていた。最終回となる18日(土)の放送では、ついに美丘(吉高由里子)が最期の時を迎える。「美丘-君がいた日々-」番組サイトには感動のあらすじと予告動画が公開されている。

太一(林遣都)、佳織(真矢みき)、始(寺脇康文)は、交代で病院に泊まり込み、美丘に付き添っていたが、美丘は時おり目を覚ましても意識が混濁し、太一たちのことがわかっていないようだった。そんな中で奇跡が起きた!美丘の意識がはっきりする。「俺がわかるの?」という太一の問いかけに、「わかるよ…当たり前じゃない」と笑って答える美丘。「空が見たい」と言う美丘と二人で屋上でる。ここで美丘が太一に最後の愛の言葉が告げる。弱弱しくたどたどしく、しかし誰よりもどんな言葉よりも力強く「愛してる……太一くんに会えてよかった……」と。
この奇跡は、大学にもいかず、就職活動もせずに美丘に付き添い、彼女の意識が戻ると信じて語りかけた太一へ神様からのプレゼントだったかもしれない。奇跡は長くは続かなかった。

その日太一は美丘からiPodが手渡される。何気なく聞いたそこには美丘からの太一への“伝えたい言葉”が録音されていた。「太一くんに伝えたい事がいっぱいあるのに、あたしには時間がないみたい…だから、ここに吹き込むね…」。
これまで死と隣り合わせ人生をあきらめていた美丘が、太一と出会ってからどのような思いでいたのか。これからも生きてく愛する者に何を伝えたいのか?感動のメッセージをお聞き逃しのないように。

最終回では、番組のテーマでもある「生きていることは奇跡」という言葉も語られ、二人が初めて出会った学校の屋上の回想シーンも登場する。予告動画の全編でも流れる福山雅治の歌う主題歌「蛍」が、物語をさらに切なくする。

ドラマ「美丘」は、“美少女の不治の病と恋”という古くからある題材を描いたドラマ。思いっきり切なく、しかし、決してじめじめした作品ではなかった。むしろ爽やかなドラマだったような気がする。
何だろう…?原作の素晴らしさもさることながら、登場人物全員が善人であること、全身全霊で美丘を愛した林遣都の好青年ぶり、そして何より悲劇のヒロイン美丘をさらりと演じた吉高由里子の魅力によるところが大きかっただろう。
本作は、視聴率こそそれほど高くはなかったものの、番組サイトには実に多くの感動のメッセージが寄せられ、録画視聴率も高かったと聞く。ひょっとすると、大切な宝物を隠しておきたいように、この素敵な感動を一人こっそりと味わいたいという視聴者が多かったのかもしれない。

感動の最終回は、18日(土)よる9時から放送。予告動画は、初回から最終回まで日テレの動画ポータルサイトの第2日本テレビで視聴できる。

第2日テレ「美丘 最終回予告」
日本テレビ「美丘-君がいた日々-」公式サイト