チヤンの反逆の前に、取り戻した母子の絆!「千秋太后」65-67話のあらすじと見どころ-BS朝日
キム・チヤンの命を受けたサガムンたち刺客に追い詰められたスン(大良院君)を助けたのは、スンの二人の友だちだった。しかし、プロの刺客軍団に石つぶてでは敵うはずもなく、スンは絶体絶命にピンチ。
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第65話
間一髪、スンの危機を助けたのはカン・ガムチャンだった。このガムチャンはいつもいいところで颯爽と現れる。演じたイ・ドクファは1952年生まれでもうすぐ60歳に手が届きそうなお年。この身のこなしとてもそうは見えない。激しい格闘の末、刺客の一人の口元を隠していたマスクが取れてしまう。慌てた刺客が口元を隠すのだが、すでに素顔はガムチャンにバッチリ見られていた。サガムンだ!このとき、サガムンが顔を見られまいと、口元を手で隠そうとする姿がどこか滑稽だ。お見逃しなく。
その頃開京では、ソン(穆宗)が自ら男色であると告白して廃位を宣言し、臣僚たちを驚愕させる。スは、今さらながらに、ソンがそんなにも皇帝の座が辛かったのかと胸を痛めるのだが、スの心をもっと悲しませたのはガムチャンが突きつけた事実だった。ガムチャンは、刺客を送ったのがチヤンだということをスに話した。
信じられないスは、チヤンをよびよせ事の真相を質そうとするが、チヤンは、自分とスの子供、黄州小君を皇帝の座につけるためにやったと、やけにあっさりと認める。そして最後には愛に訴えた。チヤンは何があろうとスが自分を絶対に捨てないという自信があったのだ。しかし、その自信が間違いだということはチヤンを睨みつけるスの厳しい目が語っている。スはサガムンの捕縛とチヤンの軟禁を命じた。
一方でスは、皇帝の座から逃れるために我が子のソンに男色のふりまでさせてしまったことを今さらながらに後悔し、心から謝罪した。ここで初めて母と子の心が通じ合う。涙腺決壊の感動の場面をお見逃しなく。
しかし、妻である王后の方は気持ちが治まらない。これまでどんなことにも耐えてきた彼女だったが、夫が男性を抱いたということに嫌悪しついにキレた。だが、ソンが男色ではなく、皇帝の座を退くために薬を飲んで神経を麻痺させてことに及んだことを訊き、王后もまたに涙を流してソンを許した。「陛下なしに生きていけない」王后のこの台詞をお聞きのがしのないように。こちらも見逃せない素晴らしいシーンだ。
さて、スに見限られたチヤンはついに挙兵を覚悟する。まずは契丹のハン・ドギャンに援軍を依頼し、ヤン・ギュとキム・スックンに声をかけて着々と準備を進めるのだった。
第66話
ヤン・ギュからの報告でチヤンの挙兵を確認したカン・ガムチャンは、スにチヤンが新羅王朝の最後の太子である麻衣太子と関係があることと、謀反を起こそうとしている事実を告げる。ついにスがチヤンの野望を阻むべく応戦の決意を固める。だが、そんな矢先に契丹侵攻の知らせが届いて宮殿は大騒動となる。
Licensed by KBS JAPAN.(c)KBS All rights reservedさあ、戦となればこの人!そう、カン・ジョの活躍が今回も光る。5千の契丹軍を迎え撃つ川での戦いに胸がすく思いがする。このドラマのアクションシーンのカメラワークは接近して捕らえることが多いので目が回らないよう注意されたい。カン・ジョはみごと契丹軍を撃退した。ヒャンビの死で筆者のカン・ジョに対する評価は下降線をたどっていたが、この激闘でまたもやうなぎのぼり状態だ。
一方、宮殿は大変なことになっていた。チヤンの根回しで、軍のほとんどの部隊がチヤン側についていたのだ。そんな状態の中でも臣僚たちは「外に出て民の動揺を鎮める」といって次々と帰宅してしまう。有事に人は本性を表すものだが、あまりの不甲斐なさに筆者まで怒り心頭だ。
チヤンは攻撃の手を緩めない。ス側の必死の応戦の隙を突いて、息子の黄州小君を連れ出すことをサイルラとトギョンに命じた。トギョンはすっかりチヤン一味のメンバーになりきっている。目元は幾分柔らかくなったが、その腕前は相変わらず冴えている。
圧倒的に不利の状態の中、ついにスまでが鎧を身につけ戦闘準備に入った。それを聞いたソンもまた、母一人に戦わせるわけには行かないと鎧を身につけ母のいる城門に駆けつける。成人してから初めてみるソンの凛々しい姿、初めて皇帝らしい威厳に満ちたソンに、スとの親子の絆がますます深まる。戦闘シーンだというのに涙が止まらない二人の感動のシーンをお見逃しなく。
第67話
大軍を率いたチヤンとスが城門で対峙する。門を開けて降伏するよう諭すチヤン。なんとしてもスを生かしておきたいチヤンの説得はほとんど求愛。それに対し、スは矢を向けて応える。しかし、軍勢で勝Licensed by KBS JAPAN.(c)KBS All rights reservedるチヤンらにより宮殿はあっけなく占拠されてしまう。あくまでの宮殿に残り戦うというスをガムチャンたちが説得し、まずは宮殿から命からがら退避することに成功し、カン・ジョのいる鎬京へと向かう。
追手から逃げるのに苦渋するなか、スとソンは互いに心を開き合い、親子の絆が完全によみがえる。また、ソンと王后との夫婦の絆も深まった。王后が脚を痛めてそれを手当てするソン、そんな二人の仲睦ましい姿にスは心が癒されると共に、全ての悲劇の原因はチヤンを愛した自分にあることに、改めて深い悲しみと自責の念に駆られた。
一方国境では、チヤンとの密約により差し向けられた契丹軍を見事撃退し勝利の喜びに浸っていたカン・ジョの元に、チヤンの反乱の知らせが届く。このときのカン・ジョの反応の素速さといったら…。スのためとあらば、カン・ジョは空だって飛びそうだ。
追い詰められたスたちは、二手に別れ逃げることにする。また、ソンの影武者を作って時間稼ぎをする作戦に出た。ここで影武者をするのが誰なのか?ここはどうしても納得ができないシーンだ。いくら深い山中とはいえ、日差しはたっぷり。大柄のソンの影武者には到底似合わない人物に白羽の矢が当たった。その人物がいったい誰なのかはドラマで確かめられたい。結局影武者はトギョンにやられてしまう。
結局追っ手に見つかり、必ず生かして捕らえろというスはチヤンの元に連行される。ソンたちも追いつかれ、絶体絶命のピンチに陥る。ここに颯爽と現れたのがカン・ジョだ。
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※ 「千秋太后」公式サイト 見どころ動画公開
※ BS朝日「千秋太后」番組サイト(月~金 ひる12時~12時55分放送)
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「千秋太后」DVD-BOX1 8月4日以降、順次発売予定(全8BOX)
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詳しくは、「千秋太后」DVD-BOXのコーナーで紹介。
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