天倫の情!図面に隠された秘密とは?「鉄の王 キム・スロ」第4話あらすじと見どころ-BSフジ

2010年11月08日16時25分ドラマ
(C) MBC 2010 All Rights Reserved

ヨイを助けたことでテガンに捕らわれの身となった前回の放送、第4話はスロを助けるべく、チョバンがテガンの元に行き許しを請うために訪れる。番組公式サイトでは、キャストの紹介や、番組の見どころと一緒に、フラッシュ映像も公開されている。

【第4話のあらすじと見どころ】
テガンは、スロを釈放する代わりに、製鉄炉の図面(工本)を貸すよう要求してきた。これはすなわち技術を取られることであり、チョバンを信頼しているイビガを裏切ることでもあった。

一方スロもまた悩んでいた。結局ヨイを助けることができなかった自分の無力さに落ち込んでいたのだ。そんなスロに、ソクタレは「ヨイはそういう境遇だったのだから」と慰めるが、「そんな境遇は大人たちが作ったものだ」と返すスロに、「いくら正しいことでも、一瞬で世の中が変わるものではない。…勇気だけでは何も変えられない。強くなれ、強いものだけが世界を動かすことができるのだ」と説く。スロは、少年期にこのタレから多くのものを学ぶ。

悩んだ末チョバンは図面をテガンに渡し、スロは解放される。いよいよ亡父に代わりシングィガン(干)となったテガンが製鉄炉つくりに着手する。さて、その製鉄炉作りを任されたのはソク・タレだった。幼い頃から製鉄を学びたがっていたタレは喜び勇んで作業に入る。

その頃、巷ではチョバンが図面と引き換えに息子を釈放してもらった、と言う噂が広がっていた。果たしてこう噂を流したのは?
噂を聞きつけたイビガの妻チョンギョンは大いに怒り、イビガと一緒にチョバンのもとへ確認に行く。図面の変わりにテガンの借用書を見つけたチョンギョンは怒り心頭!ここからチョギョンのチョバン父子への敵対視が始まる。しかし、イビガはすばらしい台詞で妻を諌める。チョバンのやったことは「“天倫の情”のためで仕方が無い」彼らが製鉄炉を手に入れたらクヤ国の勢力図は変わることになるのだという妻に対して、「歴史の流れを止めることはできない」と言い、テガン側が製鉄路を作り上げた場合にも別の対策と立てるべきと語る。さすが、天君といわれるだけのことがある、時流を読んだ台詞二感服しきりだ。ちなみに天倫の情とは、肉親の間に生まれる本能的な情のこと。
ここで見逃せないシーンがもうひとつある。チョンギョンがまなじりを吊り上げて怒る場面で、チョバンが「もしスロがあなたの息子だったらどうしますか!」といった言葉に、チョンギョンが何とこたえたか、ぜひともドラマの中で確認されたい。

チョバンを激しく敵視するようになったのはチョンギョンだけではなかった。息子のイジンアシも今回の一件でスロに因縁をつけた。父チョバンを嘲るイジンアシを許すことのできないスロは、イジンアシを殴りつけ、二人は取っ組み合いの喧嘩をする。
さて、この喧嘩で2家族のまったく異なる対応が面白い。チョンギョンは、愛する我が子に怪我をさせたスロが許せない。そこで、チョンギョンのとった行動は、文句を言うのではなくまったく反対の行動をとったのだ。彼女の行動についてはドラマで確認されたい。
一方、チョバンは喧嘩の原因が父である自分を守るためと知り、「世間で私を信じてくれる息子がいる」と逆にスロから勇気をもらうのだった。

4_2(C) MBC 2010 All Rights Reservedところで、いくら息子のためとはいえ、チョバンはイビガに何の相談もなしに、いわば国家機密ともいえる図面をそうやすやすと敵に渡すだろうか?実は、あの図面には秘密が隠されていたのだ。そのため、必死になってがんばるタレにもどうしても製鉄炉を完成させることができなかった。その秘密は、ドラマの中で確認できる。
そして、チョバンは、新しい図面を作るためにスロに窯つくりのノウハウを徹底的に教え込むのだった。

【ここにも注目!】
さて、今回は、貿易国家としても栄えていたクヤ国をうまく表現している面白いシーンが登場するので、こちらも必見だ。クヤ国の優れた鉄製品を求めて諸外国の商人が集まり競り市を行う。旗を使った活気のあるシーンは他の歴史ドラマではあまり見られない興味深いシーンだ。そういえば買い付けに来た商人の中に、楽浪国の者もいた。楽浪については、ナビコンの2倍シリーズ「幻の王女 チャミョンゴ」で紹介しているので参考にされたい。

kandoratop【作品詳細】【「鉄の王 キム・スロ」を2倍楽しむ】

「キム・スロ」韓国公式サイト(話題の1分動画視聴)
BSフジ「鉄の王 キム・スロ」番組サイト
 (放送は19日より毎週火曜日夜7時~55分まで。再放送は木曜朝10時~55分)